【2006年5月6日(土)】 そば処 愛蕎(あいきょう)@北九州市・八幡東区大蔵
せいろ & 釜揚げそば (北九州そば巡り その3、その4)

【せいろ】
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【釜揚げそば】
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「北九州そば巡り」二店目はそば処 愛蕎@大蔵へ。

大蔵の古びた商店街にひっそり佇むお店・愛蕎。そこに「旨いそば屋」があると知らなければ立ち寄るのは難しい奥まった立地。偶然での訪問というのはちとキビシイだろう。都市中心部でも今風に造り込まれた郊外店でもない。店構えも洒落た造りではなく間に合わせ感を漂わせる正に街場のお店。まさかココで風味豊かな本格そばを食べられるとは驚きなのだ。妙に洒落たお店なんかより数段まともな蕎麦を味わえるのである。

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午後一時前に到着。先客ナシでケパサさんと席に着く。
既に面識のある女性店主と挨拶、軽く会話を交わした後、先ずは「せいろ」を注文。

啜る前からふんわり香りを感じられる嬉しいそば。表情は少し潤いが欠ける感じ(表面の水分がやや不足気味)。いつも愛蕎はこんな表情なのだが理由はよく分からない。噛み込むと、豊かな風味がむわわぁ〜んと口一杯に広がる♪そばの風味とあまみがしっかりあるそばに大満足。つゆも芭蕉庵並みに辛口で旨い。

店主より「今日は機械の調整不良で少し粗めな粉となり、お出しするのが・・・。」というお話が。「いえいえ、ワタクシ達は喉越しよりそばの風味重視ですから全く問題ナシですよ」と即答。寧ろ大歓迎かも。因みに愛蕎と芭蕉庵とは蕎麦の産地は同じでも粉にするまでの行程が異なるらしい。芭蕉庵は「玄そばを磨き、石抜きし、粒を揃える。更に再度粒選し、剥皮して製粉する。」という前作業を自ら行っている。こんなことしてたら寝る時間が無くなるでしょうが。行程は違えど大健闘している出来ですわ。

奥まった立地は勿体ないとは思う。けれど、そこで本格的な風味あるそばを味わえる。手作り感溢れる「手打ち十割そば」を割安で食べられる貴重なお店。日曜日も開いているところも個人的に嬉しい。ついつい「釜揚げそば」も追加注文した。
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「釜揚げそば」を追加注文。

緑がかった美しいそばにウットリ。なんて鮮やかな色なんでしょう♪釜揚げ・アツアツなだけに、更に更に豊かなそば風味を楽しめた。アツアツなので蕎麦はふにゅんとしているが、あまみはグンと増している。まぁー贅沢な美味しい食べ方なこと!温かい「かけそば」にするか迷ったが、正解だったようだ。最近「釜揚げそば」の魅力に取り憑かれている。ストレートにそばの風味を楽しめるところが好きだなぁ。
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そば処 愛蕎 北九州市八幡東区大蔵2−11−9
せいろ 釜揚げそば

訪問履歴
2006_05_06 釜揚げそば
2006_05_06 せいろ 
2005_08_20 かけそば
2005_08_20 もりそば
2005_06_19 かき揚げ・温そば
2005_06_19 田舎そば
2005_06_19 もりそば