【2007年07月14日(土)】 山越@綾川町(香川県・綾歌郡)
かけうどん+ちくわ天
山越20

大平製麺@与北町に振られた後、訪問予定を少し見直すことに。
この時点で午前七時過ぎで、次は高瀬町の須崎を予定していたが、
先にお気に入りのリピート製麺所系を三店巡ることに。

先ずは、今回で七度目の訪問となる山越@綾川町(香川県・綾歌郡)へ。

私の経験上お客が居れば、早朝8時には開店してくれる有り難いお店。
本来の開店時間午前9時を過ぎると行列が形成され始め、その後はトンデモナイ賑わいとなる。
現在特定の有名店に観光客が良くも悪くも集中してしまっている状況で、その大行列を形成する筆頭店だ。

到着は午前7時40分過ぎ。
警備をしているおじさんと台風の話をしつつ、お店に近付く。
若干行列が出来始めていたけれど、山越は回転が早いので慌てる必要は無い。
山越10

静寂な裏庭に回り込み、開店するまでベンチに座って暫しくつろいだ。

今回は二年ぶりの訪問となったが、店舗に大きな変化は感じられない。
最初に山越を訪問した頃はこんなに造り込まれた裏庭も無かったし、
駐車場もこれ程充実していなかったけどネ。
山越11

山越12

そろそろ開店しそうなので列に戻り、数分でひや玉(小)を受け取る。
目の前で次々とピシッと締められていく麺。

いつもの名物奥さんが取り仕切り、山越に来たことを改めて実感する。
これだけ有名・人気店になっても驕ることなく丁寧にお客を捌く姿は素晴らしいと思う。
山越13

ゲソ天が並んで無かったのでちくわ天を小皿に取り、清算。
その後、温かいダシを自分で注いだ。
山越20


見るからに艶々の伸びやかな麺は、ぶるんとして存在感がアル。
冷や玉だけに、つやつやと照り返す表情がなんとも美しい。

噛み込むと、ぐに・むちした心地よい弾力ゴシで、にゅんと伸びる。
更にむちんとした残りゴシもある優等生うどん。
他店と比べると量は多め。

ダシ(おつゆ)もイリコ出汁が効いていてニンマリ。
サックリしたちくわ天と合わせて食べると更に旨い。

最初に山越を食べた時はそれ程大きな感動はなく、
伸びやかな優等生うどんだなーっという印象だった。

当時は角の立った硬弾力ゴシや独創的なぐにゅぐにゅ軟体ゴシ等の個性的な麺を求めていた。
その後、多くのさぬきうどんを食べ歩き、
更に山越を食べ重ねていくうちにその良さがじわりじわりと伝わってきた。
今では香川を訪れた際には一度は立ち寄りたいリピート店となってしまっている。

「山越」は伸びやかな麺を安値で提供し、
奥まった立地で繁盛する店(製麺所)として有名・人気店となり、遂には全国区となった。
いわゆる観光客が集中する製麺所系さぬきうどんの象徴的なお店で、
結果、店舗は随分整備され周辺に駐車場も増えた。

色々意見はあるだろうが、これだけ客が集まる中、極端に味を変えることなく、
安値(一玉100円)で提供し続けていることには驚きである。
今回も驕ることなくキビキビ仕事をしている姿はとても気持ちよかった。
山越21

山越27

山越22
山越うどん(やまごえ) 香川県綾歌郡綾川町羽床上602-2
かけうどん100円+ちくわ天

訪問履歴
2007_07_14 かまたま+じゃがいも天
2007_07_14 ひや玉・温ダシ+ちくわ天
2005_09_18 ひや玉・温ダシ+半熟卵天
2005_09_18 かまたま山+ちくわ天 
2004_10_09 ひや玉・温ダシ+ゲソ天
2003_11_03 かまたま+ちくわ天+あげ
2003_10_11 ひや玉・温ダシ(大)
2003_10_11 かまたま