【2007年11月23日(金祝)】 白河手打中華そば 一番・胤暢番@梅ヶ丘(世田谷区)
手打中華そば その7
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週末の三連休を利用して東京へ!の続き。

白河手打中華そば 一番・胤暢番@梅ヶ丘(世田谷区)は福島県・白河市にある白河手打中華そばの大人気・有名店である「とら食堂@白河市」で修行した御主人のお店。経堂周辺は良店が多くて、長年候補に挙がりながらもなかなか訪問できないでいた。しかも町田市へ移転する直前になってや〜っとあまさんと一緒に訪問できることに!
一番・胤暢番@梅ヶ丘11

個人的に修行先であるとら食堂@白河市(福島県)
2003年3月4日に開催された一風堂の店主招待イベント@福岡市の際にトンデモナク状態の良い「中華そば」を食べてイル。丁度応援に駆けつけていたちばき屋@葛西の御主人・千葉さんと製麺会社・カネジンの社長さんの後ろに一時間並んだおかげで、思い掛けずじっくりお話することができたとても印象深いイベントだった。しかも一風堂の河原さんのリップサービスであろうが、「美味しい部分のスープを入れておくから〜」と言っていた通り、鶏脂が浮いた美しい飴色のスープはグイグイ鶏と豚の旨みが迫り、湧き上がってくる豊かな旨みに圧倒された。特に鶏の旨みが凄かったなぁ。竹と麺棒を使用して打つ多加水麺と紹介された手打ち麺は表面ツルリで、噛み込むと妖艶なむっちりしとした質感アルもの。なんて旨いんだろう〜〜♪ この時の瞬間的な一杯は私の歴代BEST10入りするほど素晴らしい出来だった。いつもと異なる厨房で仕込まれた「中華そば」なので味を再現することすら難しい環境なのに、本来の味を超えてしまったかような凄みのある一杯だった。
とら食堂

余談ではあるが、まさにこの時のとら食堂の味に感銘を受け、麺やおの@親富孝通り(舞鶴)の小野オーナーは白河まで出向き、開店前にとら食堂の竹井さんに相談にのってもらっている(懐かしい)。

因みにとら食堂@白河市で修行したお弟子さんのお店としては手打ち中華そば 侍@山口市がある(三度訪問)。福岡市にはとら食堂に関連したお店であろう手打中華そばとら@塩原(南区)が。2001年10月5日に横浜市の白河手打ち中華そば@仲町台(神奈川県)でもわざわざ食べたなぁー


表参道ヒルズ内に出店しているMIST(ミスト)@表参道で塩柳麺正油(醤油)柳麺を食べた後、渋谷へ地下鉄で移動して渋谷センター街を歩いた。買い物と言うよりいわゆる繁華街の観光って感じ。その際あまさんとメールのやり取りをして新宿の改札で待ち合わせし、先ずは小田急線で梅ヶ丘(世田谷区)にある一番・胤暢番@梅ヶ丘(世田谷区)へ行くことに決定。経堂周辺は長年に渡り行きたかった宿題店が沢山あるのだ。

一旦品川駅に荷物を取りに戻り、五反田へ移動。手配していたホテルにてチェックイン手続きを済ませて新宿へ向かうことに。山手線に揺られ、午後七時過ぎに新宿駅の小田急線改札であまさんと合流した。

梅ヶ丘駅で降りると、お店は出て直ぐソコ。ヨカッタ〜まだ開いているぞ〜〜♪
一番・胤暢番@梅ヶ丘10
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入店すると、丁度暖簾の裏側が麺打ち台となっており、二代目の御主人が麺打ちする姿を観ることができた。その姿をよく観るため意図的にカウンターの左端に陣取る。すると幾らもしない内に暖簾が下げられた(驚) 私達が最後の客となってしまい、ギリギリ滑り込んだ形だ。助かった〜〜
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あまさんは「つけ麺」を注文し、私は基本の「手打ち中華そば」を注文した。

先ずは手打ち中華そばから。

見た目は派手さのない黒みを帯びた醤油手打ち中華そば。表面に程よい脂が浮く。スープを口に含むと、じわり・じわりと染み込んでくる滋味な旨み。醤油が効き、奥からふんわり湧き上がる穏やかな鶏と豚の出汁の旨みに癒される。こりゃ落ち着くな〜〜 店仕舞い間際の訪問だったので、やや煮詰まった感じではあったが十分許容範囲内の出来。

白河ラーメンの特徴でもある青竹と麺棒で手打ちされた麺はぶりんとした扁平の手揉み縮れ麺。表面はつるりとしていて滑らか。噛み込むと、ぐち・むちんの妖艶な弾力の扁平した太麺。チャーシューも肉の味がしっかりする仕上がり。手作り感を存分に味わえた。

昨今、インパクト重視の味濃いラーメンが脚光を浴びているだけに、この手の滋味系の醤油手打ち中華そばはとても有り難い存在だ。
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白河手打中華そば 一番・胤暢番(いちばん・いちばん)@梅ヶ丘
【移転前】東京都世田谷区梅丘1-32-8 手打中華そば 700円

【移転後】東京都町田市中町1-28-24