【2009年11月21日(土)】 勢得@千歳船橋 桜丘(東京都・世田谷区)
つけめん
  〜東京巡り三泊四日・二日目
勢得@世田谷10

コイタさんと巡る東京巡り二日目の続き。
軒目は、御主人独りで全てを切り盛りして賑わう勢得@千歳船橋 桜丘(東京都・世田谷区)を訪問。

古くはラーメン本『週刊現代2002年最強のラーメン首都圏版307軒@講談社MOOK』の
巻頭2001年の新店特集にて大きく掲載され、
「大勝軒やべんてんの味に魅了され、店に通いつめて独学で開いた自家製麺の新店(当時は荒川にて営業)云々」
として紹介されていた。
私も気にはなっていたものの、当時は同じく新店と紹介されていた麺舗十六@池袋(豊島区)や
中華そば 山彦@外神田(千代田区)を訪問してしまっていたのね。

時期をすっかり逃し、この八年間いつか訪問したいと思っていた人気店であり、
休業期間(2005年10月〜)を挟んでようやく荒川から世田谷に2007年12月復活した勢得への訪問を実現。
独自の道を黙々と邁進しているという印象。

新宿から小田急線で千歳船橋駅へ移動。
稲荷@世田谷への訪問を割愛し、そこそこの距離を直接歩いて勢得@世田谷へ向かうことに。
世田谷50

千歳船橋駅周辺の商店街をぶらり。
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東京で食べ歩きをしていると、よく見掛ける小じんまりとした商店街。
中心街から外れると、こんな街並みが続く。
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静かな住宅街を抜ける。
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街路樹が立ち並んだ道を歩いて東京農業大学周辺へ。
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大通り(世田谷通り)に出て右折。
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勢得@桜丘(世田谷区)に到着すると予想通り店頭に行列ができており、暫し待つことに。
御主人独りで全て切り盛りしているので、回転率が良いはずはない。
詰めかけたお客も承知の上で待つ。
勢得@世田谷11

タイミング的に良かったのか、屋外での並び時間は短かったものの、
店内ではそれなりに。
食券機で『つけめん』を選択。
勢得@世田谷20


評判の良い自家製の太麺は白めの表情で、艶やかに輝く。
普通でもボリュームがあり、こりゃ如何にも旨そうだ。
どれどれとつけ汁に浸し、ズルリと啜り上げて噛み込むと、
むっち・にっちした粘りゴシの存在感ある食感で、とても心地良い。

香味油が妖しく浮いたつけ汁は、想像していたより結構ドロンとした濃度&粘度があり、
強い魚介の風味が襲う。
獣や魚介出汁等の豊かな旨みがぎっちり効き、更に甘み強めの力強い味わいだ。
つけ汁に粘度があるだけに、麺によく絡む。
大ぶりのチャーシューやメンマ等の具材も手抜かりナシ。

全体的に手作り感が溢れるきっちり作られた、力強くて甘みが主張する味濃い一杯。
御主人独りで全てをこなし、これだけの数を回していることは圧巻。
独自の道を黙々と邁進しているという印象だ。
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自家製中華そば 勢得(せいとく) 東京都世田谷区桜丘3-24-4 つけめん