【2005年01月09日(土)】 まる弐@中井(北九州市・小倉北区)
肉うどん

まる弐@中井10

北九州市の小倉南区を中心に、
奥まった住宅街でひっそり親しまれてきた、ディープな肉うどん文化
通称は『どぎどぎうどん』

どぎ肉と呼ばれるサイコロ状のやわらかめに煮込まれた
牛ほほ肉や牛スジ肉がゴロゴロ豪快に入り、
おつゆが濃口醤油色に真っ黒く染まった、甘辛い個性的な一杯。
早朝から営業されるお店が多く、決して安価ではない強気な価格設定であるも、
地元の常連客で賑わっている。

この日は、塩ラーメン専門店・塩弐番がうどん店に業態変更した
まる弐@中井(北九州市・小倉北区)を訪問。

残念ながら現在は閉店しているまる弐@中井(北九州市・小倉北区)
2009年に彩開@小倉北区として復活するも、諸事情により再び閉店。
彩開については、くまさんのブログ記事にて。


なんとか午後5時過ぎにまる弐@中井(小倉北区)に到着。
塩ラーメン専門店からうどん店へ業態変更してからは初めての訪問となる。

メニューを見ると、かなり価格を抑えたうどん店となっているのが分かる。
かけうどん180円、ちくわ天うどん230円だ。

挨拶もそこそこ、先ずは「ちくわ天うどん」を注文。

そして更に御主人のオススメで、
どぎどぎうどんを想わせる、「肉うどん」を追加注文した。
まる弐@中井20


サイコロ状の大ぶり牛ほほ肉の塊がゴロゴロ盛られた肉うどん。
やわらかめに煮込まれており、薄味仕上げ。

噛み込むと、クニっと押し返される弾力コシのある、やや細めのうどん。
表面はつるんとしたもの。
素朴な風味を重視しているのか、演出系の伸びはない。

つゆは出汁がきっちり効いていて、華のあるもの。
どぎどぎ系の真っ黒醤油おつゆとは表情が異なり、
ほんのり色付いたくらいの透明感あるもの。
さすが前が塩弐番だけに、上手に作ってあると感心。

安価な380円で、かなりクオリティの高い一杯。
カウンター横に製麺スペースがあり、手動の麺切り機が置かれ、粉袋も見えた。
ちなみに私も当時常備している粉だった。

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まる弐@中井22
【閉店前】 まる弐
北九州市小倉北区中井1-15-1 肉うどん380円