【2011年11月22日(火)】 天和(テンホウ)@新市街(熊本市)
ラーメン
天和11

深夜、4年ぶりに天和(テンホウ)@新市街(熊本市)を訪問。
最初に食べたのは、2002年(平成12年)4月19日のこと。

一本入った新市街に佇み、自家製麺の熊本ラーメンを提供する
1984年(昭和59年)創業という、今や老舗のひとつ。
近年、麺劇場 玄瑛@薬院(福岡市・中央区)の御主人が修業したお店として
ネット等で語られているのを見かける印象だが、
経緯を知る熊本界隈の方々には、修業を公言することには違和感があるそうで、
店内で玄瑛の名前を出すことはない。

2003年発売「九州ウォーカー増刊号・最強のラーメンガイド2003」に掲載された、
玄瑛の前身である玄廣(げんこう)@宮田町(福岡県)当時のインタビュー記事によると、
『私が修行した天和ラーメンは、一杯に大将の心意気が詰まっています。
 スープは透明感がありながらコクがあり、自家製麺は弾力があってうまい。
 酒を飲んだ後は、特におすすめです。(入江)』とのこと。

深夜、日付が変わってから新市街に佇む、賑わっていた天和を訪問。
店内は満席で、暫し店内と店外に分かれて待つ。
天和10

15分ほど待った後、先発組がカウンター席に通され、
その後、奥の部屋へ5名で移動。
深夜だけに泥酔したお客さんもいて大変そうで、厨房はピリピリ。
年配の御主人は終始穏やかな応対で、さすが。

「ラーメン」が配膳。
天和20


大ぶりの器に張られた軽く濁ったスープ。
さらりとして、表面に浮いた脂の輪がキラリと反射。
風味があり、手づくり感あるもの。

塩ダレが結構効き、五杯中の四杯が塩分強めに振れ、
私のラーメン一杯のみが、やや塩分が抑えられた優しい味わいに。
これは五人全員で食べ比べて判断。
同じ日、同じ時間帯で食べても味の振れはあることを再認識。

評判の良い自家製麺は、つるりとして伸びやかな中麺。

大きなインパクトに頼らない、
日常的に親しめそうな手づくり感のある、熊本ならではのラーメンだった。
天和21

天和22
天和(テンホウ) 熊本市新市街11-7 ラーメン

訪問履歴

2011_11_22 ラーメン
2007_08_11 ラーメン
2002_04_19 ラーメン