【2001年10月08日(月祝)】 東池袋 大勝軒@東池袋(東京都・豊島区)
中華そば、特製もりそば
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2015年4月1日、「ラーメンの神様」と称えられ、温和で親しまれていた東池袋大勝軒の御主人、
山岸一雄さんの訃報が届きました。
心よりお悔やみ申し上げます。

個人的に初めて旧店舗時代の東池袋 大勝軒@東池袋(東京都・豊島区)さんを訪問したのは
約14年前の2001年10月08日(月祝)のこと。
当時は御主人の山岸さんがまだギリギリ厨房に立たれており、
体調を壊されていても最初の20杯は自分で作って待ち客を迎えるというスタイル。

この日は朝8時過ぎから5番目の待ち客に加わり、開店の11時まで粛々と待つ。
すると店頭では常連客による酒盛りが始まり、その後待ち行列がどんどん伸びて、
開店する頃には100人近くになっていた。

4泊5日の東京ラーメン巡り最終日、朝から東京駅に荷物を預けて池袋へ移動。
小学生の頃に家族東京旅行でサンシャイン60の展望台を訪れていたので、
久しぶりとなった東池袋界隈。

東池袋大勝軒には午前8時過ぎから5番目の待ち客に加わり、
開店11時まで粛々と待つ。
すると店頭ではわらわらと集まった常連客による酒盛りが始まった。

その後、待ち行列がどんどん伸びて、
開店する頃には100人近くになっていた。

狭めの薄暗い店内に通され、目の前に御主人の温和な山岸さんを確認。
するとぶわんと心地良い煮干し等の魚介や獣の豊かな香りに襲われた。
豚骨王国の九州からだと異文化だけに、魚介の香りには寧ろ敏感だと思われる。

二日前にお弟子さんの【旧】麺屋ごとう@西池袋で「もりそば」を味わっていたので
注文は「もりそば」が多い中、敢えて「中華そば」をお願い。

すると待っている間にテレビからアフガニスタンで空爆が始まったニュースが流れ、
ラーメン店に行列していた非現実感と共に滞在する東京での報復テロも心配した記憶がある。


茶濁した大盛りくらいのボリュームある中華そば。
醤油や煮干し&獣の香りがぶわんと舞い、挽肉等で補強された出汁の旨みも支える。
ドスンと太い醤油ダレ、獣(豚&鶏)、野菜、魚介等の出汁が明快に主張する味わいで、
肉々しい厚切りチャーシューやメンマも嬉しい。

つる・もちした食感の中太麺は、多め。

感慨深くずるずる啜り、ようやく食べられた初めての一杯を堪能。
ごちそうさまでした。



こちらは退店してから東池袋 大勝軒をフィルムカメラで撮った一枚。
隣の写真は二日前に訪れた取材拒否のディープなイレブンフーズ@新馬場の外観。
2001年当時はラーメンを店内で撮影できるような状況ではなく、外観で精一杯。

刻まれた日付は「10 08 01」となっており、2001年10月08日のこと。
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【旧】 東池袋 大勝軒 東京都豊島区東池袋4-28-3
訪問日 2001年10月08日 中華そば







以下は東池袋 大勝軒さんが2013年02月16日(土)〜02月17日(日)の二日間に渡り来福し、
博多一幸舎が手掛ける麺屋 慶史@大手門(福岡市・中央区)にて200食限定で
「特製もりそば」と「中華そば(数量限定)」を提供した記事を。

2013年02月16日(土)初日、先ずは「中華そば」を食べ
時間を置いてボリュームある「特製もりそば」を2杯味わい、
更に翌日の2013年02月17日(日)は「特製もりそば」を3杯楽しんだ。


初日は朝食を軽めにして腹ペコ状態で向かい、開始前に到着。
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店頭には、大勝軒の暖簾が掛かっていた。
精鋭スタッフさん達より先に食券機で購入するように声を掛けられ、中華そばを選択。
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●告知ポスター
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午前11時が近づき、二代目御主人の飯野さんと博多一幸舎の御主人・吉村さん、
そして慶史の店長さんが登場して、集まったお客さん達にそれぞれ挨拶された。
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2011年11月03日(木祝)、東京ラーメンショー2011にコラボ出店していた、
池麺KINGKONG x 博多一幸舎。
東京ラーメンショー20


その後、奥のカウンター席に通され、
目の前で吉村さんと飯野さんが並んで忙しく仕事をしている姿を間近に眺めた。
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中華そばが配膳。
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東池袋大勝軒の旧店舗時代、まだ山岸さんが厨房に立っていた2001年10月8日に
中華そばを味わっていたので、敢えて先に選択。

慶史の製麺機で作られた自家製の中太麺がみっちり詰まった、如何にもボリュームある中華そば。
ぶわんと醤油と魚介の風味が迫り、肉の匂いが重なって旨みが膨らむ。
この香りによって、薄暗めで狭かった旧店舗に充満していた強烈な香りを思い出した。

醤油は太い味わいで、魚介出汁も結構効いている。
野菜のあまみや肉の旨みが重なり、おそらく昔より出汁が利いた仕上がりなのだろう。
肉々しい肉厚の大きなチャーシューは食べ応えがあり、ダイレクトに肉の旨みが主張。

麺は敢えて長時間の熟成はせず、スープも過剰に長時間煮込むタイプではなく、
フレッシュな味を時間差で楽しめる仕上がり。
鋭い切れ味ではなく、鈍めのどっしりと構えた日常的な一杯。

本日は開始直後と一時間後、そして開店三時間後という三度食べたが、
やはり後半の方が迫力ある仕上がりだった印象。
ごちそうさまでした。
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東池袋 大勝軒in麺屋 慶史@大手門(福岡市・中央区) 中華そば750円
麺屋 慶史 福岡市中央区大手門3-7-6 



偶然先客で石ちゃん(故人)が居たので、2杯目は車内で暫く時間を置いてから一緒に再入店。
食券機で「特製もりそば」を購入。

暫し待った後、奥のカウンター席に通され、
再び吉村さんと飯野さんが並んで忙しく仕事をしている姿を間近に眺めた。

特製もりそばが配膳。
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とにかく盛られた麺の量が多く、覚悟が必要。
つる・もちした慶史の製麺機で作られた自家製の多加水中太麺をズルズル・モリモリと食べ進む。

たっぷり注がれたつけ汁は、ぶわんと醤油と魚介の強い風味が迫り、
肉の匂いが重なって旨みが膨らむ。

大勝軒なのでいわゆる甘酸っぱい味であるが、
甘みは幾分抑えてくださった感じで(二日目は全体的にやや甘めに振れた感じ)、
ピリ辛で引き締められていた。
醤油ダレは太い味わいで、魚介出汁も結構効いている。
野菜のあまみや肉の旨みが重なり、おそらく昔より出汁が利いているだろう。
肉々しい肉厚の大きなチャーシューは食べ応えがあり、ダイレクトに肉の旨みが主張。

麺は敢えて長時間の熟成はせず、スープも過剰に長時間煮込むタイプではなく、
前半はフレッシュな味を時間差で楽しめる。
一杯目の水切りは意外と緩めではなく、後ほど食べた二杯目の方が艶やかだった感想。
鋭い切れ味ではなく、鈍めのどっしりと構えた日常的な味を腹で味わう一杯。

本日は開始直後と一時間後、そして開店三時間後という三度食べたが、
やはり後半の方が迫力ある仕上がりだった印象。
ごちそうさまでした。
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東池袋 大勝軒in麺屋 慶史@大手門(福岡市・中央区) 特製もりそば750円
麺屋 慶史 福岡市中央区大手門3-7-6 



コチラは隣で食べていた石ちゃんの「中華そば」。
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こちらは三杯目に食べた、特製もりそば。
迫力を増していた印象。
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訪問履歴
東池袋大勝軒@本店(旧店舗) 東京都豊島区東池袋4-28-3
2001_10_08 中華そば


麺屋ごとう(旧店舗) 東京都豊島区西池袋3-33-17
2001_10_06 特製もりそば


滝野川 大勝軒 東京都北区滝野川2-10-3(五行・一風堂招待イベント)
2003_08_19 特製もりそば
大勝軒20


大勝軒(山岸)@ラーメンスタジアム 福岡市博多区住吉1-2-22
2008_11_09 辛つけ
2008_11_02 特製もりそば
2008_11_01 辛つけ 
2008_10_26 特製もりそば 
2008_10_19 チャーシューメン
2008_10_12 中華そば
2008_10_08 特製もりそば(つけめん)
2008_10_06 特製もりそば(つけめん)


池麺KINGKONG x 博多一幸舎@東京ラーメンショー2011
2011_11_03 トロフル豚骨ラーメン2011


東池袋 大勝軒in麺屋 慶史@大手門(福岡市・中央区) 福岡市中央区大手門3-7-6
2013_02_17 特製もりそば
2013_02_17 特製もりそば
2013_02_17 特製もりそば
2013_02_16 特製もりそば
2013_02_16 特製もりそば
2013_02_16 中華そば