【2006年5月1日(月)】 山田屋旅館@別府市・明礬(みょうばん)温泉
大分極上温泉巡り その11


別府公園のベンチにて友永パン屋野田商店でテイクアウトしたあんパンや巻ずしをのんびり食べた後、そろそろ温泉巡りに向かいますかぁ♪ってな感じで明礬(みょうばん)温泉地区へと移動。

今回セレクトしたのは明礬温泉にある山田屋旅館@明礬温泉。斉藤雅樹氏著書「大分の極上名湯」で超名湯と評価され、あの塚原温泉を思わせる酸性緑礬泉の良泉。しかもふんだんに硫黄分も含む奇跡的な超名湯とまで紹介がされている嬉しい湯だ。個人的には昨年12月に訪問し、感激した極上湯である。

一日目は鉄輪温泉では「神和苑」の青い湯、「陽光荘」の内湯と蒸し湯。塚原温泉では「火口乃泉」の極上・強酸性湯。二日目は朝から同じく鉄輪温泉での「熱の湯」の蒸し湯に入ってる。そんな経緯から「別府」と言えば個性が強い明礬(みょうばん)温泉は外せない。更に午後から観海寺温泉の「いちのいで会館」にて青い湯を楽しむ予定。

男湯・女湯共に先客ナシで、終始貸切状態。壁越しにしゃべりながらゆったり浸かる。凄い泉質ですわ♪

高い位置にある窓から日差しが入り、湯を照らす。前回訪問した時と比較すると緑色が強い印象。
山田屋旅館17

緑っぽく変色しているが、透明感あるもの。湯は円筒形の筒から増えた分だけ排水される仕組み。
山田屋旅館14

明礬採取場の坂を下ると山田屋旅館が姿を現す。赤みのある外観が見印。
明礬17

明礬採取場を横目に坂を下る。
明礬15

坂道を下って右手に山田屋旅館。左手に離れで温泉が設けられている。正面に見えるのは高速道路の橋。旅館で入湯料(400円)を精算。GWでの訪問だっただけに立ち寄りで入浴できるか心配していたが、有り難いことに快く入れて頂けた(嬉)
明礬18

離れの温泉の外観。見た目は平家建だが、地下に通ずる造りになっていて上の窓から日が差し込む。
明礬19

怪しい緑がかった湯にうっとり♪

浴室のあらゆる部分に凸凹の温泉成分が付着し、金属部分は劣化している。浴槽は小さく、3、4人が限界の大きさ。

強酸性の極上湯に浸かり、ビリビリくる泉質を愉しむ。身体にじわじわ温泉成分が染み込んでくるような感覚だ。硫黄臭に混じり、ツーン、ジーンとくる様々な香りが押し寄せる。やっぱここも凄いなぁ〜♪ 湯温はちょい熱めくらい。

因みにてん子さんのブログに記述されているように源泉は無色透明。時間の経過で緑色に変色していくようだ。前回訪問した際の画像と比較してみると今日の方が緑が濃い。
山田屋旅館10

山田屋旅館12
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源泉部分には既蓋で覆われている。
山田屋旅館16

源泉の蓋をあければこんな感じ。周辺は温泉成分が付着しまくり凸凹。
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無色透明な源泉。真っ白な温泉成分が付着し、堆積して美しい。
山田屋旅館19

【浴槽にちょろちょろ流れ込む湯】
山田屋旅館20

【2005年12月10日】の日記より(前回訪問日)
脱衣し、浴室に入るとぶわぁぁぁーと硫黄臭が立ち込め、
もぉ〜クラクラ^^
浴室のあらゆる部分に凸凹の温泉成分が付着し、
金属部分は劣化している。浴槽は小さく、3、4人が限界の大きさ。
細い木材で蓋がされており、横に積んで開ける。

強酸性の極上湯に浸かり、ビリビリくる泉質を愉しむ。
身体にじわじわ温泉成分が染み込んでくるような感覚だ。
硫黄臭に混じり、ツーン、ジーンとくる様々な香りが押し寄せる。
す、凄いなぁ〜♪ 湯温は適温。
温泉本やネットで観たよりも透明感があり、緑礬泉らしい緑がかったもの。
もう少し白く濁っていた方が(時間経過して)硫黄が強いのかな?と想像する先客も居なかったし、木蓋も閉まっていたことから攪拌されていなかった状態の綺麗な湯に浸かれたようだ。次回の訪問がまた楽しみ♪

後半、カワイイ子供が入ってきて湯に浸かりながら丁寧にイロイロ話す。彼は手慣れており、この温泉の常連客とのこと。アトピー治療で別府から遠い某地方都市からわざわざココに通うようになったらしい。半年通って後から次第に改善されたらしく、私が見ても全く分からない程だった。アトピーによる学校での苦労話を聞いたり、某地方都市の話をしながら湯に浸かる。話の流れで私が健康体であることを話すと、ココは薬膳・湯治湯なのであまり一般客には・・・とのことで、人が良さそうだったので旅館の方が入れてくれたんだよぉ^^と子供から褒められた。お互い良い時間を共有できたと信じたい。ほぼ同時に湯からあがり、またねぇ〜と笑顔で別れた。湯治客を邪魔するような温泉の楽しみ方は慎もうと改めて思う。