1日目 牧ノ戸〜沓掛山〜西千里浜〜久住わかれ〜御池〜(昼食)〜中岳(1791m)
〜稲星山(1774m)〜白口岳(1720m)〜鉾立峠〜坊ガツル・法華院温泉山荘(宿泊)
【立ち込めていたガスが晴れた後の御池(みいけ)】
法華院温泉山荘に宿泊するくじゅう登山(一日目)のつづき。
久住わかれから御池(みいけ)経由でくじゅう最高峰の中岳(1791m)を目指す。
周囲のガスの濃さは増し、真っ白けでうす暗い。更に冷たい風が吹きつける。
天気予報が晴れだっただけに、こんな冬っぽい山になるとは思わなかったなぁ。
積雪こそ無いけれど周囲は霧氷だらけ。ガスも加わり真っ白な世界なのだ。
御池(みいけ)に到着。
あれれーっ!!水面が凍ってないのねー!! っと一同驚き、落胆する。
しかもなんだか水位が低いし。。
吹きつける突風で水面が波立つ。立ち込めるガスは濃く、対岸さえ見えない。
池沿いを進むと、なんと半分だけ凍っていることが判明。
わーっと水面に近寄り、ひび割れた厚い氷を撮影する。
昨年12月下旬に訪れた際には完全に凍り付いていたのだけれど、
このところの異常な暖かさで溶けてしまったようだ。
更に風が強まり肌を刺すような痛みのアル冷たさが襲う。寒うぅぅ・・・。
ガスも濃いので中岳に登る前に「池ノ小屋」で昼食とすることに。
到着すると小屋の周囲はすっかりガスに包まれていた。
すると池ノ小屋は倒壊の恐れがある為、立ち入り禁止との表示アリ。satoyanさん&てん子さんの三人で小屋裏で食事とすることに。他の皆さんはあまりの寒さに小屋内に逃げ込んじゃったもので。
ビュービュー吹きつける風は相変わらず強く、風を背にして丸まって湯を沸かす。ゴソゴソ食事の準備をしていると、周囲がぱーっと明るくなってきた。断続的な強風と共に白いガスが急速に流されていき、日が射し込む。あっという間に青空が覗く快晴となった(驚)
すっかり快晴になった稲星山(1774m)。
ガスってた分、空気が澄んでいてクッキリ見えた。
私の「山麺」は日清・麺の達人(しょうゆ)。
たこ五目おこわオニギリとクレープロールパンを先に食べながら調理する。
画像はsatoyanさんの釜揚げ出雲そば(温)。
風味アル熱々そばで、食べさせていただいた。
食べていると、稲星山から下ってきたという登山者が現れる。なんでも稲星山頂ではガスに包まれ、何も見えなかったそうだ。下山すると同時にこんな快晴になったそうな。
今日の山の表情は時間と共に変化に富み、本当に一期一会だ。
目の前にアル中岳もクッキリ見える。
中岳と白口岳の間に大船山(1786.2m)が覗く。
昼食を済ませ、中岳(1791m)へ向かう。
正面に見えているのは天狗ガ城(1780m)。
先程まで対岸すら見えなかった御池。
すっかり周囲の風景が絶景へと変わっていた(嬉)
逆光になった久住山(1786.8m)。
平治岳(1642.8m)と北大船山(1706m)も姿を現した。
天狗ガ城の後方に白いガスを帯びた三俣山が姿を現す。
さてさて、中岳(1791m)の登り開始。
青空を背にした岩だらけの中岳。霧氷で白化粧していてなかなか綺麗だ。
吹き飛ばされそうな物凄い横風に襲われながら進む。