【2007年2月10日(土)】 くじゅう宿泊登山 法華院温泉山荘 その4
1日目 牧ノ戸〜沓掛山〜西千里浜〜久住わかれ〜御池〜(昼食)〜中岳(1791m
〜稲星山(1774m)〜白口岳(1720m)〜鉾立峠〜坊ガツル・法華院温泉山荘(宿泊)

法華院温泉山荘に宿泊するくじゅう登山(一日目)のつづき。
くじゅう最高峰の中岳(1791m)を目指す。

びゅぅぅぅーーーっと身体が揺らぐほどの強風が吹きつける。
青空の下、白化粧した岩だらけの斜面を手を使いよじ登った。
くじゅう97
くじゅう98

あまりの寒さに中岳山頂(1791m)での滞在時間は僅かで、
稲星山方面(東千里浜)へと斜面を下った。
くじゅう2-10

中岳から眺めた白口岳(1720m)

くじゅう2-11

中岳から眺めた雄大な大船山(1786.2m)。
くじゅう2-12

中岳の急な斜面を下りつつ、眼下に広がる東千里浜を眺める。
くじゅう2-14

ロープが張ってあったりと、意外と落差のあるキビシイ下り。
くじゅう2-15

前方に稲星山(1774m)と麓に東千里浜。
くじゅう2-16

下りきった谷間でひと休み。
「久住わかれ」へは戻らず、このまま坊ガツルへ下るそうだ。
くじゅう2-18
くじゅう2-17

坊ガツルへ下ろうと動き出すと、スバラシ隊長・Tyuさんより「折角だから稲星山へ登りましょう!」とのお誘いアリ。私は稲星山と白口岳は初だったのでこのお誘いにグラリ。

結局Tyuさん、マニさん、てん子さん、そして私の四人だけが稲星山〜白口岳〜坊ガツルへと下る別ルートで進むことに。この時点でトンデモナイ突風が吹き荒れる中での登りになるなんて、経験不足の私には想像できていなかった。たとえ青空でもこんな寒さがあるってことを。

赤い稲星山の単調な斜面を黙々と登る。
くじゅう3-10

稲星山の斜面から眺めた白口岳。奥に平治岳と大船山。青空の下で大船山を眺められるだけでも嬉しい。
くじゅう3-14

経験したことのないレベルの猛烈な横風に襲われる。台風並みの強さなのだ。進む度に身体が左へふっと持って行かれる。耳にびゅぅぅぅぅーーーっと風の音だけが響く。写真を撮る気にもならず、黙々と斜面を登る。なにも風を遮るものもない剥き出しの斜面が続く。

身体の熱が奪われ、急速に冷えているのが判る。斜面を登るのがキツイのではなく、冷たい横風がとにかくツライ。頬を刺すような痛みだ。
くじゅう3-15

程なく稲星山(1774m)に登頂。
山頂を示す幾つかの木製標識は全て倒れていた。
くじゅう3-18
くじゅう3-17

稲星山の山頂から眺めた天狗ガ城と中岳。
特徴ある双耳の峰がクッキリ見えた。
くじゅう3-21

立ち込めていたガスが晴れ、天狗ガ城の奥に星生山が見えた。
くじゅう3-22

久住山と星生山。
くじゅう3-26

正面に白口岳(1720m)。
奥に平治岳と大船山が横たわる。
くじゅう3-20
くじゅう3-24

白口岳方面に向かって砂礫の斜面を下る。
右手に下界に広がる久住高原への視界が開き出す。
くじゅう3-27
くじゅう3-30

吹きつける冷たい強風で草が波打つ。
くじゅう3-31
くじゅう3-33
くじゅう3-34
くじゅう3-35
くじゅう3-36
くじゅう3-37
くじゅう3-38

初めて観る角度の中岳と天狗ガ城。
くじゅう3-39

中岳と白口岳の間に三俣山が覗く。
くじゅう3-40

ぱーっと展望が開ける。
くじゅう3-42
くじゅう3-43

鳴子山(なるこやま)
くじゅう3-44

草むらで見えないが、
登山道には雪が凍結した形で残り、つるつる滑る。
くじゅう3-45

白口岳との分岐に到着。Tyuさんよりこのまま坊ガツルに下るか白口岳に登るかを問われたので、「お任せします!」と前向きに返答させて頂く。では登りますかぁーっと先を急ぐ。
くじゅう3-46