【2007年6月28日(木)】 清陽軒@本店(大分市・大手町)
ラーメン(小)
清陽軒12
清陽軒11

珍しく仕事絡みで大分市へ。本日は梅雨らしい天気で、行きは一時局地的な大降りに遭う。月末に近付いた為か?国道は何かしらの公共工事が至るところで行われ、やたらと停止させられる。市内に入ってからも小雨が降り続いた。
大分市10

所用を済ませると、日差しが戻り一部青空が覗いてきた。先ずは県庁に近い清陽軒@本店(大分市・大手町)へ。久留米ラーメンの清陽軒大分支店として昭和35年にオープンしたという大分市の老舗店。個人的に手作り感アル滋味系のラーメンを味わえる好きなお店。獣臭漂う懐かしさのある味で、なんちゃって白濁ラーメンより随分楽しめる。
清陽軒10

先客は三名。ぶわんと懐かしき獣臭漂う暗めの店内では年配の御主人が元気そうに平笊で麺を揚げていた。カウンター席に座り、ラーメン(小)を注文。

ふんわりと獣臭が舞う手作り感あるラーメンにニンマリ。軽く白濁したやさしいスープで、表面に脂の輪が浮かぶ。過剰な脂や強烈な醤油ダレの主張は無い。醤油ダレと調味料でじんわり旨みが膨らんだ懐かしい滋味系の一杯。後味に少しクセが残り、ラーメンを食べていることを実感できる嬉しい味だ。大分でこの味を食べられることはありがたい。

麺はやわらかめに揚げられたむっちりした食感のストレート中麺。チャーシューはいわゆる味付けの無い煮豚で、古めかしいスタイルを守る。これは現代の作り込まれたラーメンを食べ慣れている方々にとってはダイレクトに伝わる豚臭さがちとキツイそうだ。他にもスライス茹で玉子や海苔がのっけられている。

大分市は他県の人が思っている以上にラーメン店の数は多い。そして僅かながら古き良き時代の手作り感あるラーメンを味わえるお店が残っている。とは言え派手な企業系のラーメン店の割合が高く、昔ながらのお店はどうにも埋没していく状況だ。今後手作り感アル大分ならではの味を提供するお店が少しでも増え、支持されることを待ち望んでいる。
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清陽軒@本店 大分市大手町1-1-6 ラーメン(小) 430円


以前食べた清陽軒@本店のラーメン画像は以下の通り。

【2004年12月26日 ラーメン(小)】
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【2004年6月6日 ラーメン(小)】
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