【2007年8月28日(火)】 【移転・開店】 わくう(輪喰) その1
しおらーめん & しょうゆらーめん
【しおらーめん画像】

わくう@久留米30
わくう@久留米31

【しょうゆらーめん+煮玉子画像】
わくう@久留米40
わくう@久留米41

大牟田市にあった創作ラーメンを味わえる輪喰(わくう)が今年のGWでの営業を最後に一時閉店し、本日久留米市に移転して営業を再開。仕事終わりに高速を利用して夕方駆けつけた。

小郡ICで降り、空いている一般道を久留米市へと南に向かう。曇りという朝の天気予報は外れ、青空が広がっていた。なんと皆既月食は観られそうじゃん!小郡10

わくうの住所は北野町で、立地は筑後川の堤防沿いの道路から少し入ったところ。周囲は開放感があり、店舗はログハウス。丁度綺麗な夕日が沈む時間帯での訪問となった。店前には駐車場が余裕を持って造られていた。
わくう@久留米10
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店内はこんな感じ。
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木をふんだんに使用したテーブル席から耳納連山が眺められる。
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器具とログハウスに関する雑誌も展示してある。
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先客はカウンター席に常連客さんらしき方々が二名。私は耳納連山が見えるテーブル席に座り、先ずは「しおらーめん」を注文。

自然の素材に拘り、更にひとつひとつ厳選して活用。作り手の意気込みがビシビシ伝わってきたオリジナル味の嬉しい一杯。

芳醇な香りがふわんと舞う。じんわりと豊かな旨みが溢れる創作らーめん。獣や野菜、魚介出汁をそれぞれ過剰に主張させることなく、丁寧に抽出して重ねた感じ。表面に浮かんだ脂も適量。しおらーめんの方がしょうゆらーめんより穏やかな旨みに包まれていた。旨いなぁ〜♪ スープは個人的に大好きな黄金スープ。ちと黒胡椒が効き過ぎくらいにビリっとして、味をしっかり引き締めていた。

素材や味にこだわりまくった自家製麺にも個性がアル。素朴な茶色い麺は表面はつるりとして、噛み込むとむちっとした存在感アル食感。粉の味わいと風味を活かす為にやや太めに仕上げ、スープに絡むよう意図的に少し縮れさせてある。

ローストされ?肉本来の旨みをしっかり閉じこめたジューシーな大きめのチャーシュー。味付けは最小限。切り口は綺麗なピンク色だった。価格設定が高めということもあり、贅沢に添えられてある。のせものの野菜はさっぱりとして、料理という印象を強める。器の淵には柚子胡椒が添えられてあった。

個人的にこのような意欲的なお店が出現し、渾身の一杯を味わえることをとても嬉しく思う。但し、白濁トンコツ王国の福岡においては「ラーメン」の捉え方に個人差が大きく、わくう(輪喰)の自然に拘る姿勢や味、高めの価格設定には合わない人も多いことだろう。なかなか人の価値観というものは変わらないしね。

結果、「しおらーめん」と「しょうゆらーめん」の二杯をスープまで完食したが、食後の満足感とその爽やかさには驚きだ。

【しおらーめん850円
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ぼぉ〜っと暮れゆく景色を眺めた。
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続いて「しょうゆらーめん」を追加注文。煮玉子(150円)をトッピングしてみた。

醤油色に染まり、透明感を残した綺麗なスープ。表面には適度な脂がうっすら浮いている。ぶわ〜んと美味しいらーめん特有のよい香りが迫ってきた。

本日の出来としては「しおらーめん」より「しょうゆらーめん」の方が醤油が加わった分、明快に豊かな旨みが主張していた印象。華のアル出汁の旨みもよく膨らんでいた。実際使用されている醤油自体も旨いのだろう。

奥行きのある穏やかな旨みとやさしいあまみにニンマリ。個人的に2007年2月25日に食べた「魚介醤油ラーメン」より満足度が高かった感想だ。 予想以上に本日の「しょうゆらーめん」の出来が良かったなぁ〜♪

【しょうゆらーめん850円+煮玉子150円】
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わくう(輪喰) 福岡県久留米市北野町鳥巣552-2

食べ終わると既に外は真っ暗。ぽわんとした温かい照明が店内から漏れていた。
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