【2007年10月6日(土)】 大勝軒@長崎市・大黒町(長崎県)
特製もりそば
大勝軒@長崎市13
大勝軒@長崎市11

三連休初日、朝から急遽長崎巡りへ の続き。

楽しみにしていた隆砲ラーメン@諫早市でラーメンを味わった後、諫早ICから長崎市内へ高速で移動。次の狙いはあの山岸さん@東池袋大勝軒の最後の弟子?と謳って長崎市に開店した大勝軒@長崎市。さてさてどんな仕上がりなのだろう。
長崎市15

東池袋大勝軒@本店というとラーメン業界では大御所御主人のひとりである山岸一雄さんのお店で、近くの超高層サンシャイン60とは対照的な鄙びた場所にあった。2007年3月20日に惜しまれつつ区画整理を機に閉店。最期の一杯を味わおうと集まった大行列を撮す報道ヘリまで飛び、九州にまでその模様が伝わってきたほど異例なニュースとなった。

私が東池袋大勝軒@本店を訪問したのは2001年10月8日。既に体調が思わしくなかった山岸さん御本人が最初の二十杯だけは御自身が作るということだったので、朝九時前から並んで五人目に。当時でも十時を過ぎるころには店を取り囲むような大行列となり、先頭付近に居た私には最後尾が見えなかった。山岸さん御本人がラーメンを作っている姿を見たときはドキドキしたなぁ。有り難いことに少し言葉を交わさせて頂いた。

しかし、この日は丁度危惧されていたアフガニスタンに空爆が開始されてしまった日で、何とも言えない葛藤があった。朝早くからラーメン店に並んでいるという平和ボケしたような行為との落差にもエラク戸惑ったことを記憶している。

恒例となっている常連客達がフライングで店先で食べている姿を横目に待ち続ける。このお店を支えているのはスタッフはモチロン、昔から通い詰めてきた常連客達でもある。たまたま大勝軒は観光客まで押し掛けるような日本有数の超有名店になってしまったが、ある意味ちゃんと昔からのお客を大切にしていた。常連客達もそれなりに気を遣い、店内では食べてはいなかったしね。

大勝軒@東池袋で修行したお店でしっかり味を受け継いでいると言われるのは麺屋ごとう@西池袋2001年10月6日訪問)や滝野川大勝軒@北区(一風堂招待イベント2003年8月19日訪問)。他の大勝軒系で食べたのは東池袋大勝軒@鹿児島市で二度(2007年8月4日、2007年4月15日)と、福岡市で一時営業していた大勝軒@西新で五度2003年07月22日、2003年02月17日、2002年12月08日、2002年12月01日、2002年12月01日)。

高速を終点まで走り、更に有料道路を乗り継いで長崎市内の中心部へ一気に到着。
長崎市10

街中に路面電車が走り、長崎に来たことを実感する。
長崎市11

JR長崎駅前に到着。ここから右折して大勝軒@長崎市へ。
長崎市12

惜しくも閉店してしまったけれど、長崎を代表する有名店だった一休軒@長崎市・大黒町を啜って以来の裏街を訪問。とっても懐かしい。
長崎市16

2004年8月14日に訪れた時の一休軒@長崎市。画像は大盛りラーメン。
一休軒@長崎市50
一休軒@長崎市51

角を曲がると大勝軒の店舗を確認でき、噂の行列や待ち客は無かった。
大勝軒@長崎市30
大勝軒@長崎市42

「特製もりそば」の食券を購入し、カウンター席に座る。並でも量が多いので少なめの申し出があれば麺を減らしてくれるそうだ。せっかくなので私は多めのまま味わうことに。
大勝軒@長崎市41

提供されるまでには時間が掛かりそうだったので、長崎出身のケパサさんにメール。長崎に居ること伝え、長崎名物トルコライスのオススメ店を教えて頂くことに。その後の手厚いフォロー、誠にありがとうございましたぁ〜

つけ汁はやはりむわんとくる甘酸っぱい味。独特の甘さが後味にしっかり残る。獣と野菜、そして魚介出汁がそこそこ効いたつけ汁で、酸味もある。更にピリ辛味の仕上がりだ。近頃増殖しまくった魚粉たっぷりのガツンとくるつけ麺とは味わいが異なり、これでも大人しめ。モモ肉チャーシューは健在。麺は大勝軒らしい丸い中太麺。

東池袋大勝軒@本店自体が歴史を味わうような味だったので^^ 長崎の大勝軒がエラク劣るといった印象はない。味の再現率はさておき、以前西新(福岡市)に開店した大勝軒が短期間で閉店しまった以降、今尚福岡市では味わえない大勝軒の味。今後の長崎大勝軒の更なる進化を期待している。
大勝軒@長崎市13

【つけ汁】
大勝軒@長崎市33

【自家製麺】
大勝軒@長崎市32

つけ汁には大ぶりのチャーシューや茹で卵、そしてメンマが沈んでいる。
大勝軒@長崎市11
大勝軒@長崎市12
大勝軒@長崎市34
長崎 大勝軒 長崎市大黒町8-3 特製もりそば 700円