【2007年10月27日(土)】 中津宝来軒(本店直営)@宇佐市(大分県)
ラーメン
中津宝来軒
中津宝来軒@宇佐市33

広大な宇佐神宮を巡った後中津宝来軒(直営店)@宇佐市へ。国道10号線沿いに開店しており、宇佐神宮からは直ぐ近く。

『宝来軒』という名前を掲げたお店は大分県内には多い。その中でも歴史と味共に中津市にある中津宝来軒@本店が老舗の風格を感じる大分県を代表する有名店のひとつ。昭和33年創業の老舗人気店で、現在は直営店とその関係店が多数存在する。

中津市の商店街から入り込んだ立地の宝来軒@本店を初めて訪問したのは平成六年前後。私(福岡市在住)がラーメン好きだということを知っていた先輩が是非にと連れていってくれたのが始まりだった。当時食べていた大分市内のラーメンに関しては数店を除きキビシイ感想を持っていただけに、その独自性アル味に驚かされたことを記憶している。豚骨と鶏の出汁が程良く効いて、醤油ダレがバッチリ主張する甘み強めの味濃い一杯。しかも滑らかな麺は超極細で、福岡で食べていた極細麺より更に細い素麺のような細さ。その後は機会を見つけては関係店を含め食べていた。

因みに大分県で今尚親しまれている老舗ラーメン店と言うと、なべさん@別府市、中津宝来軒@中津市、清陽軒本店@大分市、香蘭@佐伯市等が思い浮かぶ。古さなら大陸ラーメン@別府市や来々軒@日田市等も昭和二十年代創業ではあるけれど、個人的に何度も訪問するまでには至っていない。諸事情で閉店してしまったけれど、上海@佐伯市や三福軒@日田市等ワイルドなクセの強いラーメンを提供していたお店も大分県に嘗てはあった。楽天@佐伯市やふらり@別府市等の比較的新しい良店も伸びてきたことだし、そろそろ「大分県のラーメン」をまとめてみようかなー

「中津」という文字と「本店直営」ということが目立つ看板。
中津宝来軒@宇佐市10
中津宝来軒@宇佐市11

暖簾は本店に倣った明るく派手なデザイン。
中津宝来軒@宇佐市16

先客は一名。カウンター席に座りメニューを見ると、本店に倣って大盛りは「満腹」と表示されている。ラーメンは強気の600円設定。
中津宝来軒@宇佐市15

普通のラーメンを注文。

ふんわり獣臭と胡麻の香りが舞う。茶褐色に変色した甘みのある醤油ダレがガツンと主張する味濃いスープ。塩加減は強めで少しエグミがあるくらい。豚骨と鶏の出汁の濃度はそこそこで、過剰な脂や粘度はナイ。麺は極細のストレート麺。

中津宝来軒らしい味わいではあるが、昭和の時代から歴史を重ねて店舗も増えてきたことだし、そろそろ現代仕様の新しい味を別メニューで食べてみたいなぁ。

先客の方とお話しているにこやかな御主人を何処かで見た記憶があったので二度見すると、本店の御主人だった^^ どうやらお手伝いに来ていたようで、丁度昔のトンデモ多忙だった時代の話をされていた。今後耶馬渓や別府にも新たに関係店ができるようなので、より中津宝来軒の味を食べ易くなりそうだ。
中津宝来軒
中津宝来軒@宇佐市33
中津宝来軒@宇佐市31
中津宝来軒@宇佐市32
中津宝来軒(直営店)@宇佐市
 ラーメン 600円