【2007年12月18日(火)】 がらんどや@日田市(大分県)
黒豚ら〜めん+味玉
「ラーメン」という食べ物には同じ麺業界のうどんや蕎麦にはあまり見られない飛躍的に注目度が集まる一発逆転のチャンスが訪れることがアル。全国放送されるラーメンTV特番での優勝やそれに準ずる成績を収めた場合等が特に顕著だ。一夜にして変貌していく姿は古くはFBS福岡放送のローカル特番・九州ラーメン総選挙で優勝した暖暮@二日市(筑紫野市)、最近ではらーめん四郎@大橋が記憶に新しい。全国版だと麺劇場 玄瑛@薬院や博多新風@高宮等が挙がる。そのビックウェーブが押し寄せた後については各店次第ですけどね。
大分県・日田市で営業しているラーメン店・麺酒場 がらんどや@日田市。なんと立川ラーメンスクエア@東京都・立川市で開催された第三回ラーメントライアウトで優勝したそうだ。数ある日田市のラーメン店の中でも比較的新しいお店であり、食べたことがある方々はさぞ驚いたことだろう。
簡単にラーメントライアウトを説明すると、ラーメン複合施設・立川ラーメンスクエア@東京都・立川市にて募集されたラーメンチャレンジ企画。幅広く一般からラーメンの作り手を募集し、一次審査 書類選考、二次審査 面接や試食等の審査を経て、優勝を勝ち取れば既存店と入れ替えで出店を確約するというもの。応募資格は18歳以上、経験問わず、店舗を持ちたいという情熱のある方だそうだ。よってラーメンTV特番で行われる日本一決定戦的なモノとは異なると思う。
因みにネットで調べてみると、静岡のラーメン店と共に同率優勝したそうな。ラーメンスクエアの公式サイト 東京都立川市柴崎町3-6-29
がらんどやはレトロな旧市街の豆田町へと続く入口付近にあり、咸宜園(かんぎえん)跡や老舗ラーメン店の来々軒の直ぐ近く。前回訪問したのは今夏期間限定で提供していた「鮎つけ麺・大盛り」を食べて以来。それは日田の名物鮎を活用した創作つけ麺(平打ち麺)だった。
店頭には大崎さん、しうさん、小林さんに囲まれた優勝記念の集合写真と共に、「ラーメン全国大会第三回ラーメントーナメント優勝!!東京出店!!」と書かれた立て看板が設置されていた。
下記の画像は2004年11月6日(日)に開催された久留米ラーメンフェスタにて。一竜軒@唐津市やいちげん@川副等の佐賀県内のラーメンを一緒に食べ歩いた際に撮影させて頂いた大崎さんと小林さん。あれから三年。皆さん速度を緩めず走り続けてますねー(笑
店内の奥には沢山の祝花が飾られ、今回の表彰状や記念写真が展示されていた。祝い花には「ラーメン日本一?」や「ラーメン全国優勝?」と掲げられた祝い書きが。幾分ニュアンスが違うとは思うが、ラーメン業界に詳しい方じゃなければラーメントライアウトの内容はよく判らないだろう。
ラーメン業界やネット系で良く知られている負死鳥カラス氏と凪の生田さんとの記念写真。
店内にも店頭と同じ写真が。
貼られた「ら〜めん」の説明書き。
「黒豚らーめん+味玉」を注文。
メニュー表に説明書きがビッシリ書かれてあったので先に紹介。「スープ、黒豚(鹿児島バークシャー)から取る臭みのない濃厚なスープと十六種以上の良質な素材を天然の湧き水で合わせた秘伝のタレが生み出す奥深い味わいです」とのこと。
結構クセのアルあまみが強い白濁スープで、香味もある。むわわ〜んと甘みが前面に出て迫り、口一杯に広がっていく力強いもの。後味にもしっかり残存する。脂は多めで、表面にも浮かび、トロ〜ンとした感じ。但し、以前食べた時程煮込み時間の経過に因る劣化を大きくは感じなかった。チャーシューは大ぶりのバラ肉炙りチャーシューで、麺はストレートの極細麺。
別メニューのマー油が入った「焦がし薫ら〜めん」とは随分味わいが異なる印象。甘さが大丈夫な方は普通の「黒豚ら〜めん」を味わい、マー油の香味アル無難に美味しい味を求めるなら「焦がし薫ら〜めん」がオススメかな。
個性的な変形器。
セルフの辛子高菜。
麺酒場 がらんどや 大分県日田市三本松1-6-21 黒豚ら〜めん+味玉
ほほぉ、コチラが噂のお店ですか。
恥ずかしながら全くもってノーチェック
でした(汗
雰囲気から想像して、かなり関東を
意識した麺作りですね。
早々に訪麺してみます。