【2008年5月24日(土)】 好来(ハオライ)@人吉市 の奮闘
第1回くまもとラーメン博 〜初日
好来@人吉市20b
好来@人吉市21b

熊本県内のラーメン店が24店も集まり、第1回くまもとラーメン博グランメッセ熊本にて本日より二日間に渡り開催〜 の続き。

たけ4さん、異邦人さん、ハバタキさんの四人でワイワイ。アレコレ喋りながら談笑しているところで、ともちゃんがお手伝いから抜けてちょっぴり席に加わる。人吉のともちゃんも博多新風の御主人・高田さんとは修行先の好来(ハオライ)@人吉繋がりで親しい間柄。前回の熊本オフ(2008年2月8日)にも参加していたしね〜 電話を入れるともうすぐ会場に到着するとのこと。

程なく高田さんが到着してワイワイ。せっかくの機会なのでハバタキさんを御紹介。その後、修行先である好来@人吉のブースに同行。好来@人吉の皆さんとは地元のともちゃんが親しく、思い掛けずワタシまでとっても楽しい時間を過ごせたのねん(嬉


好来@人吉は朝からお客が集中して売れ過ぎた為、スープ切れで一旦店を閉め、夕方再開に向けて準備をしているところだった。元気&明るい高田さんが到着すると、皆さんの頬が弛む。それにしても御主人を含めスタッフの皆さんもかなりお疲れの御様子。昨日からの準備に加え、とにかく並んだ大勢のお客さんに休む間もなく、急いでラーメンを提供し続けたそうだ。
好来@人吉50

大勢のお客さんがわんさか押し寄せたので、仕込んだスープの大半が切れた状態。更に今尚降り続いている雨水が敷いたシート上に流入して、厨房の状態は悪い。しかも厨房設備は小さな水道の蛇口が一つあるのみで、大鍋を洗うことすらキビシイ環境。駐車場にテントブースが設けられているので大きな排水設備が無いしね。

出店した大半が家族経営で、人手は足りていない様子。こんなイベント会場に出店した経験が無い方々が多かったと思われる。端から見ていて本当に過酷な状況だった。

スープの仕込みはこのグランメッセ会場では時間制限があり、夜はガスが使用できないとのこと。よってスープは会場以外で作らないとトンコツを炊く時間が間に合わない。もし次回開催することがあれば、是非仕込みの為にある程度の時間延長だけは確保させてあげて欲しい。一日目はなんとかなっても、二日目は体力的に厳し過ぎます。熊本市内ではない遠方からの出店者には特に。

そしてある一定の大行列が発生した場合は、時間を区切った順番札等を活用して欲しい。お店にとってもあの大行列はプレッシャーだし、長時間行列に並ぶお客さんにとっても時間が勿体ないし、体力的に非常にキツイ。しかもその空いた時間で他店のラーメンも余分に味わえるし。主催・関係者の皆さんには先人の久留米ラーメンフェスタの経験と反省を良い方向で是非活用して頂けたらな〜と願う。


人吉市の離れた店舗で明日のスープを仕込むとのことで、スープを輸送する容器が足りないことが判明。高田さんの機転で、親しくさせて頂いている御主人がいらっしゃる龍の家さんへ容器をお借りできないか御相談することに^^

運良く御主人がいらっしゃり、有り難いことに沢山スープを運ぶ容器をお借りさせて頂けた。こういうイベントではお店間の繋がりができることを強く望んでいたので、微笑ましい光景だった。私達食べ手も、もう少しお店間を繋ぐ協力ができたらな〜〜っと力量不足を感じた一日目となった。
好来(ハオライ)人吉20

しかし、まだまだ問題は山積。今夜人吉市に戻りスープを仕込み、尚かつ御主人は自家製麺も大量に打たなければならない。そんな状況の中、今炊いているスープはストックせず、わざわざ来場して楽しみにしてくれたお客さんのために、敢えて夕方からお店を再開するらしい。この状況下での再開は正直凄いです(感心)

今年創業50周年を迎えた好来(ハオライ)@人吉市(熊本県)は熊本県南部(鹿児島県と宮崎県との県境)に位置する人吉市の老若男女で賑わう人気・老舗ラーメン店。小さな子供連れの家族客が多いこともこのラーメン店の特徴。真っ黒なマー油がかけられる黒いラーメンで、器にみっちり詰まった麺の量が多いボリューム満点のラーメンとしても有名だ。ラーメン好きの間では関東の人気店・なんつッ亭@神奈川県・秦野市博多新風@高宮(福岡市)の御主人が修行したお店としても知られる。個人的に大好きなお店で、人吉市のお店へは四度訪問している
好来31
人吉市の店舗

好来@人吉市は人気店ではあるが、本来こんなイベントにわざわざ参加するようなお店ではない家族経営の地元密着店。準備中の時間帯に博多新風の御主人・高田さんと一緒に訪問し、御主人やスタッフの皆さんと厨房裏でとっても楽しくお話しさせて頂いた。よくぞ「くまもとラーメン博」に参加してくれましたとお話していると、今年は創業50周年ということもあり、今までの感謝の意味を込めてイベント参加を決断されたそうだ。イベントに参加してくれただけでも本当に有り難い。

トンコツスープを炊きながら、皆さんと談笑。いや〜〜めっちゃ楽しいなぁ〜〜♪ 熊本に来てヨカッタ〜〜〜♪ 御主人や女将さんの笑顔が素敵なんですよねー 手伝っているのは若い息子さんと以前好来で修行して駆け付けてくれた長崎のお方。なんと現在長崎のラーメン店にお勤めとのことで、長崎に自分のオリジナル味でラーメン店を開くそうだ。今後長崎に行くのが楽しみになったなぁ〜〜
好来(ハオライ)人吉23
好来(ハオライ)人吉22

夕方17時03分、いよいよ再開〜〜
多くの皆さんが好来(ハオライ)の再開を待って、並んでくれていた。
好来(ハオライ)人吉26


再開後、昼御飯を食べていなかった高田さんと他店のラーメンを食べることに。先ずは桂仙らーめん@城南町(熊本県)からスタート。菊池市に本店があるお店で、個人的に好きなお店のひとつ。菊池市の本店には二度、そして城南店に一度訪問している。開始直後に食べたともちゃんは「今日の出来はイイよぉ〜〜」とオススメしていた^^ (17:20撮影)
桂仙らーめん2-10

配布されていた「くまにちすぱいす」の紹介記事によると、『老舗の菊池店の味を受け継ぐ、知る人ぞ知る名店。宮崎産のきなこ豚を使ったチャーシューなど、素材へのこだわりも見逃せません!』とのこと。「おろしニンニクを効かせたコク深スープはどこのお店にも負けない自慢の味です!」と吹き出しで紹介されていた。桂仙らーめん2-50

2006年3月11日に桂川らーめん@城南店で食べた時の画像と紹介文。菊池市の本店と比べると整った今風な印象。その分ワイルドさは幾分影を潜める。チャーシューを大ぶりにして器を変えただけでも印象が変わるものだ。

スープを口に含むと、タレが効いた香味ある明快な味。塩加減はやや強め。きっちり作られたラーメンだ。麺は中麺で存在感あるかなり硬めの仕上がり。
桂仙10
桂仙11
桂仙12
桂仙(けいせん)ラーメン 熊本県下益城郡城南町東珂高23-4


テーブル席で談笑していると、ともちゃんがちょっぴり加わった^^ その後いっぷくラーメン@熊本市へ。店仕舞い時間の午後7時まであと約一時間。ラーテンさんは熱い鍋を持ち続け、丁寧な仕事をしていた。(17:47撮影)
いっぷくラーメン2-11
いっぷくラーメン2-10

【アツアツの豚醤麺】
いっぷくラーメン2-50
いっぷくラーメン2-51
いっぷくラーメン 熊本市田迎町田井島221-1

最後に。配置されたスタッフさんは悪天候の中、それぞれ頑張っていたと思う。ラーメン会場の各店舗前に配置されたスタッフさんは大きなトラブルもなく、私の見た限りよく仕事をしていた。ラーメン容器を回収するスタッフさんは気持ちの良い接客だったし、時間を見つけてはテーブルをよく拭いていた。テーブル上に割り箸とティッシュを多めに置いてくれたことは有り難かった。テーブル席も多く用意されており、よくぞという数。前売りチケット販売をコンビニ・サンクスでしてくれたことも混乱しなかった要因のひとつだと思う。一部のお客さんの行動の方が目に付き、スタッフさんに冷水のサービスが無いのかとキツく詰め寄ったりしていた姿を何度か見掛けた。終わり際にブース裏に居たところ、男性客より私達をスタッフと思ったのか?雨水が溜まって足が濡れるからこの水溜まりをどうにかしろと強い口調で言われたりもした。人間のやることだから誤りもあるし、完璧にはできない。初日は天候も雨天で、皆にどうにも厳しい状況だった。できることもあるし、できないこともある。参加者も温かい気持ちでお祭りイベントを楽しんでもらえたらなぁ〜〜という気持ちになった。


好来(ハオライ)に戻ると、行列の最後尾に係の方立ち、胸に赤文字の「完売御礼」のカードをぶら下げて立っていた。お疲れ様です。(18:26撮影)
好来(ハオライ)人吉52
好来(ハオライ)人吉50
好来(ハオライ)人吉51
好来(ハオライ)人吉53

完売、本当にお疲れ様でした。
好来(ハオライ)人吉54

皆さんで後片づけして、一日目の提供は終了。高田さんも明日はお手伝いで厨房に入るとのこと。皆さんの晴れやかな笑顔を観るのは明日。今日はまだまだ明日に向けての仕事がたっぷり残っている状態だった。
好来(ハオライ)人吉55

各店仕舞いが始まり、午後七時に会場を後にした。これで初日が終了。お会いした皆さん、大変お世話になりましたぁ〜♪ これから高田さんも福岡市に戻って自家製麺の麺打ちがあるけど^^

明日(二日目)もまた訪れるのねん(笑