【2006年9月18日(月)】 喜屋武岬(きゃんみさき)@糸満市(沖縄県)
その32(四日目) 平和之塔
喜屋武岬13

【沖縄巡り 四日目】
台風が過ぎ去って二日目(沖縄巡りは四日目)。本日は食べ歩きを後回しにして、沖縄本島の南部に残る戦争の爪痕やグスクを優先的に巡る。第二次世界大戦で激戦が行われた本島南部地域。沖縄を訪れたからには自分の目でしっかりみておくべきだと、先ずは喜屋武岬に建てられた平和の塔ひめゆりの塔、そして大度海岸を訪れる予定を立てた。

昨夜は大ぶりの新鮮な刺身やキュウリ一本カッパ巻きを味わえる南風(ぱいかじ)@那覇市にて、てんもりさんと仕事で沖縄入りしていたsatoyanさんの旦那様ナオさんと合流して、まったり楽しんだ^^

南風(ぱいかじ)@那覇市を後にして、宿泊する国際通り沿いのホテルへ戻った。ついついお酒を呑んでしまったので、レンタカーはてんもりさんにお預けして、明日の朝取りに伺うことに。今日のところは沖縄名物のステーキ狙いでステーツサイズやジャッキーステーキハウスへ繰り出す余力はなく、明日の予定を確認しつつ眠りについた。


翌朝は早くから起き出し、ホテルをチェックアウト。先ずはレンタカーを受け取りに、タクシーで出勤前のてんもりさん宅@豊見城市へ。タクシーのおじちゃんとアレコレ楽しく話ながら向かっていると、具体的な住所では場所が分からないので、近くに小学校等の目標物がないか?と問われた。結局、てんもりさんに電話して目標物を伺って解決。こんなアバウトなやり取りも沖縄らしいなぁ〜〜

明日使用する海遊びの道具をお借りして、本島南部の糸満市へ。糸満というと、私が沖縄へ渡るきっかけとなったsatoyanさんがブログに載せた「糸満ハーレー」の美しい写真が思い出される。
糸満市

糸満の市街地を抜けて、本島南端部へ。小道に入り込んでサトウキビ畑の中を通り、先ずは喜屋武岬(きゃんみさき)へ。
喜屋武岬10


わんさかサトウキビが育った長閑な小道を進み、断崖絶壁の岬上に造られた鎮魂を祈る「平和之塔」に到着。どんより曇った天気がより一層その悲しさを増して感じさせる。資料によると、第二次世界大戦の際、逃げ場を失って追いつめられた多くの人々がこの岬から身を投げた場所とのこと。

誰も居ない静寂な「平和之塔」に近寄り、手を合わせる。その後、目の前の断崖から海を覗き込み、こんな場所から多くの人々が飛び降りたのかと、胸が締めつけられる。再び手を合わせ、海に向かって暫くの間目を閉じた。
喜屋武岬20
平和の塔11

喜屋武灯台の脇を進み、断崖へ。
喜屋武岬14

断崖絶壁の岬上に造られた「平和の塔」を遠目に確認。
喜屋武岬15
喜屋武岬(きゃん岬)@喜屋武(糸満市)