豚骨らーめん
南北に広い熊本県。続いて熊本市から更に南へ下った八代市の手前、松橋町(宇城市)にあるやすきち@松橋町(熊本県・宇城市)を再訪することに。
熊本の意欲的な食べ手のひとり・あとぜきさんオススメのお店であり、「豚骨らーめん」と「ごま塩らーめん」の大きく二種をメインに据え、卵やチャーシューめんのバリエーションで提供。どちらも甲乙付けがたいほど良くできた、手作り感あるラーメンを味わえる。
松橋町へ向かう道中で桂仙らーめん@城南店前を通過。先程めん屋 大仙@御船町(熊本県)で「大盛り」を食べていなかったら余裕で立ち寄れるんだけどなー 先程食べた暴れん坊の太麺がお腹で徐々に膨らんできている感じなのねん。
やすきち@松橋町(宇城市)は少し奥まった寂しげな場所にある。近くに宇土支局に統合される前の法務局の跡?があり、その関連業種の事務所や民家が入り交じっていた。店舗はラーメンを示す派手な幟は無く、白を基調としたスタイリッシュな佇まい。知っている人が口コミで押し寄せている印象で、店内は八割の賑わい。家族客や女性客が多く、客層からも安心して食べられる。カウンター席はほぼ満席で、お店の方より手前のテーブル席に通された。
【メニュー】
卓上に置かれた辛子高菜。
tafkapさんは「ごま塩らーめん」をセレクトし、私は「豚骨らーめん」を注文した。
先ずは「豚骨らーめん」から。醤油ダレで茶色く染まった白濁豚骨スープ。照明を浴びて表面の脂がギラリと光り、背脂の塊が妖しく漂う。中央に刻みネギとモヤシが盛られている。
スープを口に含むと、豚のあま〜い匂いと香味がぶわんと襲い、むわわぁ〜〜んとあま・うまな旨みが広がっていく。力強い醤油ダレと豚骨出汁がきっちり効いた明快な味。演出されたような過剰な粘度はなく、劣化を感じのないタイプの鮮度あるスープ。浮かんだ背脂の塊はあまく、見た目ほどはしつこくない。
伸びやかな麺は自家製で、滑らかな細めのストレート麺。大ぶりの豚バラチャーシューはやや甘めに煮込まれた質感あるもの。添えられたシャキシャキもやしが良いアクセントになっている。
いわゆる一般的な熊本ラーメンとは異なり、オリジナル味の香味アル醤油豚骨ラーメン。ごま塩らーめんと同様、随所に作り手の意識の高さを伺えた。これで一杯550円だから有り難い。
やすきち 熊本県宇城市松橋町久具358-7 豚骨らーめん 550円♪
訪問履歴
2008_12_21 ごま塩らーめん
2008_12_21 豚骨らーめん
2008_06_01 ごま塩らーめん
2008_06_01 豚骨らーめん