【2009年04月18日(土)】 ほりえラーメン@堀江町(鹿児島市)
ラーメン+茹で玉子
ほりえ@鹿児島32

ゴールデンウィーク前に鹿児島巡りへの続き。
薩摩黒豚で人気の味のとんかつ丸一@山之口町(鹿児島市)で上ロースカツ定食と
ヒレカツ定食を満喫した後、ほりえラーメン@堀江町(鹿児島市)へ移動。

今回あらゆる意味でカルチャーショックを受けまくった、
創業49年の老舗、ほりえラーメン@堀江町(鹿児島市)

鹿児島市の中心街裏で昔ながらの味を守り、今尚ひっそり看板や暖簾を出さずに営業している。
提供価格はラーメン一杯300円という格安提供。
近くに鹿児島最古の老舗と云われる
のぼる屋@堀江町があり、
そちらは対照的な一杯1000円提供(個人的にのぼる屋も大好きです)。
掲載料の掛るようなラーメン本には紹介されていないが、日曜定休で昼のみ営業という
県外訪問者にはハードルが高く、口コミでずっと訪問したいと思っていたお店だった。

賑わう老舗百貨店山形屋前を通過し、
先にこれで四度目の訪問となる麺歩バガボンド@山下町(鹿児島市)が営業しているかを確認。

暖簾をみてから堀江町へ移動。
鹿児島市20

カーナビ頼りでほりえラーメン@堀江町(鹿児島市)へ。

近くのコインパーキングに停め、黒豚トンカツで満腹の同行者を車に残して単独にて足で探す。
店舗にはラーメンを示す幟や暖簾、そして看板すら無い。
ほりえ@鹿児島30

一旦通り過ぎたが、建物内の賑わい具合からどうもアソコらしい。
ほりえ@鹿児島11

ほりえ@鹿児島10

入店しようとすると、年配の女将さんより「どうぞ〜っ」と優しく声を掛けられる。
古びた木造建築の薄暗い店内は土間のような昔ながらの超レトロ空間。
雑然とした厨房にうっとり。
ほりえ@鹿児島31


外観より内装や厨房にトンデモナイ凄みがあり、
奥に長い店内は手前の厨房前にカウンターが設けられ、奥にテレビが置かれた畳部屋があった。
女将さんによると、建物の老朽化が激しく、業者に頼んでも手が付けられないとのことで、
恥ずかしそうに「台風が来ると怖いんよ〜」と嘆いていた。

店内のカウンター席には常連客が女将さんと楽しく喋りながら並んで食べており、
空いていたカウンターの端に滑り込み、ラーメンを注文。

手前の中華鍋で茹でられる麺。
作業を見守っていると、鹿児島らしく器に醤油ダレ・脂・調味料・麺・薬味等が先で、
最後におろしニンニクと共にスープが注がれた。
ほりえ@鹿児島20


醤油ダレで染まった透明感を残したシンプルなスープで、
じんわり淡い出汁を感じるやさしい味。

モヤシが中央に盛られ、揚げタマネギやネギが浮かび、
香ばしい香味とあまみが溶け出し脇を固める。
更に粗く摺りおろされたニンニクの風味がダイレクトに加わった。

麺は、むんにりしたストレートの中麺。
サービスの茹で玉子まで頂き、これでたったの300円。

優しい女将さんとの会話もエラク楽しい。
常連客が帰った後も二人でマッタリ話し込み、
昔話を含め色んな話しを伺い、とっても素敵な時間を過ごした。

今尚こんなお店が残っていたことに感謝の気持ちで一杯です。
近日中にタフさんと再訪するつもり。
ほりえ@鹿児島22

ほりえ@鹿児島23

ほりえ@鹿児島25

ほりえ@鹿児島26
ほりえラーメン 鹿児島市堀江町2-8 ラーメン300円



ほりえ@鹿児島12