玄界灘塩らぁ麺 〜東京巡り三泊四日・初日
支那そばやの御主人・佐野実さんが九州は佐賀県、唐津市の新ご当地ラーメン創生をプロデュースするという新聞等による情報が流れて四ヵ月余り。新横浜ラーメン博物館開館15周年企画として、「新ご当地ラーメン創生計画」(その地域の特性を活かしたラーメンを創生し、ラーメンによる地域活性化を目的とした企画)の依頼を引き受けたらしい。しかし、『ご当地としてラーメン文化が無い土地にラーメン文化の種を植え付ける』という現地に対して配慮に欠けたと思われる紹介文だっただけに、開店前から唐津を知るラーメン好きの反応は予想通り複雑な模様。
個人的には佐野さん御自身が結構な頻度で器絡みで有田に訪れていることは知人より伺っていたし、唐津に所縁が無かった訳ではない。選択肢が増えることは単純に嬉しいし、寧ろ作り込まれたラーメンが大好きなのでかなり楽しみにしている。これまでに佐野さんのラーメンを戸塚の新本店やラ博店、そして各種イベントを含め、十杯以上食べてきた。
唐津市(佐賀県)に開店する前に、新横浜ラーメン博物館にてらぁ麺 むらまさ@ラ博店として期間限定でオープン(2009年9月17日より)するとのことで、この機会を活用して優先的に訪問。どんなラーメンなのか早く味わいたいし、唐津に出店してからラ博時代と味や質が変わったということになったのでは困りますしねー(`・ω・´)
新横浜駅に到着し、新横浜ラーメン博物館へ歩いて移動。
何度も横浜食べ歩きで新横浜ラーメン博物館近くのホテルに宿泊していたので、迷わず到着。
見下ろした館内。
コチラは支那そばや@新横浜ラーメン博物館の店舗。
先ずはらぁ麺 むらまさ@ラ博店からスタート。
大きく「塩らぁ麺」or「とんこつらぁ麺」からの二者択一となり、『玄界灘塩らぁ麺』の食券を購入。手前のカウンター席に座ると、店内には唐津を想わせる展示物が飾られていた。
『玄界灘塩らぁ麺』が配膳。
やや透明感を残したスープは表面に綺麗な脂の輪が浮かぶ。具材は種類こそシンプルだが、どれも質感ある厳選されたものが揃う。大ぶりの如何にも質感ある肩ロースチャーシュー、穂先メンマ、刻みネギがたっぷり中央に添えられていた。
スープを口に含むと、じわじわ豚や魚介のやさしい旨みが湧いてくる豊かな味わい。こだわりの塩で引き締められた自然な旨みが層を成して膨れ、後味にもしっかり嬉しい余韻が残る。こりゃさすがに旨いねー 自慢の中麺は滑らかな仕上がり。
今回は残念ながら訪問した時間帯が遅かったので、全体的にスープがまろやかに振れていた印象。次回は開店直後のフレッシュな状態のより立体的なラーメンを是非味わいたい。
新横浜ラーメン博物館の公式サイト上のむらまさ紹介によると、『食材のポイントはやはり「塩」。暖流と寒流が入り混じる玄海灘から採取された塩は「味・成分とも文句のつけようがない」と佐野氏も絶賛。スープはトンコツと魚介を合わせたダブルスープで、あっさりしているがコクのある深い味わい。そして同時リリースの「玄界灘塩とんこつらぁ麺」は力強くより濃厚な味わいが楽しめます。▲スープのベースは支那そばやが「鶏」主体なのに対して、今回は「豚」が主体。「和豚もちぶた」をメインとした動物系スープと、アゴ(トビウオ)やエソ、昆布などの魚介系をブレンドしたもの。弱火でじっくり煮込み、あっさりとしていながら素材の持つコクを引き出したスープです。▲麺は中細のストレート。佐賀県産国産小麦「ニシノカオリ」を配合した「春風」に、支那そばや御用達粉をブレンド。香り・旨み・コシ・しなやかさが同居した麺です。▲具はスープを邪魔しないようにあえてシンプルな盛り付け。「和豚もちぶた」を使った肩ロースのチャーシュー、穂先メンマ、そして唐津産の中ネギを使用。』とのこと。
らぁ麺 むらまさ@新横浜ラーメン博物館 玄界灘塩らぁ麺750円♪
横浜市港北区新横浜2-14-21 新横浜ラーメン博物館