【2004年10月09日(日)】 池上製麺所@鶴市町(香川県・高松市)
冷や玉+卵
池上@高松市46

2004年10月の三連休を利用して台風が接近する中、
海を渡って四国に「さぬきうどん巡り」へ。

今回も『瑠美ちゃんの店』としてとても有名な
池上製麺所@鶴市町(香川県・高松市)を夕方営業に再訪。
うどん一玉の価格は70円で、生卵が30円という安価提供。

本日は、台風が接近してしまったことで観光客が比較的少なく、
食後を含めてゆったり瑠美子ばあちゃんとお喋りすることができた。

早朝から食べ歩き、
夕方高松市内にある瑠美子ばあちゃんの池上製麺所へ。

メディアに取り上げられ、さぬきうどんブームのアイドル的存在となった瑠美ちゃん。
移転前は大通りからやや入り込んだ立地に佇む、傾きかけた小屋的な怪しい製麺所に、
何処からともなく大勢の客が押し掛けていた。
製麺所系としては珍しい、昼(午前)と夕方(午後)営業する形態で、
遠方から訪れる観光客にはありがたい存在。

本日は16時から開く夕方の部へ向かうと、既に開店を待つ行列ができていた。
池上@高松市10

製麺所の周辺はそこそこの賑わいで、
行列の最後尾に並び、粛々と待つことに。

開店が少し遅れていたようだが、程なく列が動き出して入店。
瑠美子ばあちゃんはお元気そうだった。

本日のお手伝いは少なく、お二人のみ。
池上@高松市40

ばあちゃんは生地を手で伸ばし、手前の機械でしゅるんっと製麺。
あっという間の仕事で、動きは軽快。

でも小柄なばあちゃんが更に小さく見え・・・
目頭が熱くなる・・・凄いなぁ・・・。
NHK制作ドキュメント番組で観た唄っている姿を思い出した。
池上@高松市41

池上@高松市42

茹で作業に取りかかるばあちゃん。
私は「冷や玉」だったので、待ちながら暫く世間話をする。
一年振りの訪問であることや、手前の大きな機械が無くなったこと等々。
今日の昼は台風の影響でいつもよりお客さんが少なかったらしい。

お喋りしていると、「あんた別府から来たんやろ?分かるんよ。」ということになり、
私は別府(大分県)から来たことになった。
池上@高松市43

池上@高松市44

麺を掬う瑠美子ばあちゃん。
まだまだ現役。

色んな人が勝手に色んな事を感じ、味わい、そして帰ってゆく。
多くの人がお元気な瑠美子ばあちゃんに会って喜び、
その明るい人柄に触れ、満足している様子。
池上@高松市45

池上@高松市46


●冷や玉+卵
池上@高松市20


支払いまでも全てセルフで、
冷や玉を器に受け取り、自分で卵を割って、置かれた皿に小銭で清算。
ダシ醤油を適量注いで出来上がり。

ぶるんとして、独特のむんに・にっちした暴れん坊さは健在。
くにぃーとした残りコシ。
麺自体は素朴な味わいで、1玉僅か70円也(安っ)

開放的な屋外で、皆さん非日常を楽しみながら食べている。
トンデモナイところで、あの瑠美子ばあちゃんのうどんを食べたという、
ディープな思い出となることだろう。

あと何年この場所で、おばあちゃんのうどんを食べられるのだろうと思いながら
感慨深く、そして大切に味わった。
池上@高松市21

池上@高松市22
【移転前】池上製麺所 香川県高松市鶴市町1009 冷や玉+卵+醤油


訪問履歴
【移転後】池上製麺所(移転後・開店した瑠美子ばあちゃんのお店)
香川県高松市香川町川東下高須899-1
2007_09_16 夕方の部 釜玉(移転後)
2007_09_16 午前の部 ひや玉+生卵(移転後)

【移転前】池上製麺所
香川県高松市鶴市町1009 
2005_09_17 夕方の部 醤油うどん+生卵(移転前)
2004_10_09 夕方の部 しょうゆうどん(冷や)+卵(移転前)
2003_10_12 夕方の部 冷や玉+生卵(移転前)


食後の店舗。
池上@高松市30

池上@高松市31

池上@高松市32