釜揚げそば
待望の福井県丸岡産『秋新蕎麦』の季節が到来。
そば処 芭蕉庵@尾倉(北九州市・八幡東区)さんの秋新蕎麦提供が開始され、
さっそく週末satoyanさん&てん子さん+リョウタくんと一緒に訪問。
粗挽きそば、田舎そば、鴨南蛮そば、かけそば、せいろそば続き、
大トリは蕎麦の風味を最大限に楽しめる大好きな「釜揚げそば」を堪能。
店内には「旬の香り 新そば」の大きめな貼り紙と
「本日のそば 福井県丸岡産」と掲げられてあった。
最後は「釜揚げそば」で〆。
過去の芭蕉庵において通常の「釜揚げそば」や「鴨南蛮そば」は、
来店時間が早いとお店側のサービスで風味のより強い「田舎そば」で提供されていたが、
個人的に釜揚げそばは通常の十割そばの方が綺麗な緑に発色するし、
あまみも増すので敢えて通常のそばでお願いしている。
釜揚げそばが配膳。
配膳されたアツアツな釜揚げそばは、ふわんと風味が舞う。
猪口に黄卵を溶いて温められた辛つゆを注ぐ。
すぐさま熱々でねっちりとした妖しい食感のそばを浸し、ずるりと啜る。
むわわわわぁ〜〜〜んと豊かな風味とあまみが口一杯に広がってニンマリ。
やっぱめちゃめちゃ旨いなぁ〜
温そばだけにより一層蕎麦の風味とあまみが増した印象。
シンプルながら、やっぱり「釜揚げそば」の食べ方は抜群に美味しいですね。
今回もシンプルなそばの奥深い旨さに打ちのめされた。
ちなみに芭蕉庵の自家製粉工程は一般的な加工丸抜き納入状態からではなく、
玄蕎麦から全てを自家製粉する贅沢版。
御主人が惚れ込んだ、特別に低温管理した福井県丸岡産の玄蕎麦を使用し、
早朝三時起床で、玄蕎麦の磨き→石抜き→粒の選別(粒揃え)→脱皮反復
→カラーセンサー選別&目視選別→石臼→篩い(ふるい)を経てから、
全てを十割で手打ち。
並行して出汁も早朝からの長時間仕上げ。
営業自体は、午前11時から売り切れまでの午後14時前後と短いが、
命を削るような自家製粉と仕込みが大変で、
なんとか作り手の道楽的な意識の高さと努力で成り立っている御当人蕎麦。
作り手の意欲がビシビシ伝わってきた一杯。
ごちそうさまでした。
そば処 芭蕉庵 北九州市八幡東区尾倉2-7-10 釜揚げそば750円♪♪
訪問履歴 多数
2013_12_21 粗挽きそば
2013_12_21 釜揚げそば
2013_12_07 せいろ
2013_12_07 かけそば
2013_12_07 釜揚げそば
2013_12_07 田舎そば
2013_12_07 粗挽きそば
2013_11_30 せいろ
2013_11_30 釜揚げそば
2013_11_30 鴨南蛮そば
2013_11_30 かけそば
2013_11_30 田舎そば
2013_11_30 粗挽きそば
2013_11_23 新そば祭り・千切りぶっけセット
2013_07_27 釜揚げそば
2013_07_27 せいろ
2013_07_27 田舎そば
2013_03_30 極旨カレーせいろ(チーズ入り)
2013_03_30 くるみだれせいろ
その他多数
細々と9年目を迎えた新蕎麦会でしたが、
6月の食券機導入直前からアルコール(日本酒)提供を止めていましたので
今年からは日本酒抜きで旬の新蕎麦を楽しむことになりました。
(2013年、2012年、2011年、2010年、2009年、2008年、2007年、2006年、2005年)
最後に今年は天災により福井県丸岡産蕎麦の収穫量が
例年の1.5割くらいと大変少ないそうで、
通常では入手困難な貴重品となっております。
お好きな方は提供できる早目の訪問をオススメ致します。