【2013年07月15日(月祝)】 島根県安来市や鳥取県米子市の豪雨
記録的短時間大雨
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三連休を活用して二泊四日で山陰地方への三日目。

滞在していた鳥取市内は、早朝から時折大粒の雨が降る生憎の天気。
しかし、それは序章に過ぎなかったことを思い知らされることになる。

昨日足立美術館を鑑賞したばかりで、本日も夕方通過予定だった島根県の安来市はこの日、
午前中の1時間になんと100.5ミリという猛烈な雨量を観測し、
気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表し、床上浸水等の水害が発生。

隣接する鳥取県西部の米子市でも1時間に66.5ミリという非常に激しい雨が降り、
テレビのニュース速報やテロップから各地の大雨警報、洪水警報の発表や
高速道路等の通行止め区間が伝えられてきた。

この日これほど酷くなると想像できていなかった私達は、
のんきに早朝から鳥取県最大の観光スポットであろう鳥取砂丘を観光し、
午前10 時35分に土砂災害警戒情報が発表された倉吉市や琴浦町を
鳥取牛骨ラーメン狙いで再び訪れていた。

7月15日(月)の島根県や鳥取県周辺の豪雨を伝えた
ネット情報の一部は下記のとおり。

『暖かく湿った空気や上空の寒気の影響で、
 北日本から西日本にかけての広い範囲で大気の状態が不安定となり、
 記録的な大雨となった所がある
 15日夜にかけても局地的に激しい雨の降るおそれがある。』



『西日本の日本海側では、きょう15日朝から活発な雨雲がかかり、
 午前中には島根県安来市で1時間に100.5ミリの猛烈な雨を観測
 岡山県真庭市でも73ミリ、鳥取県米子市で66.5ミリなど非常に激しい雨が降り、
 いずれも観測史上1位の記録を更新した。』




『岡山県真庭市付近と島根県松江市付近安来市伯太では、
 15日午前に1時間に約100ミリの降水があったとして、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表した。
 また、鳥取県江府町では、1時間に80ミリを超える猛烈な雨を観測していて、
 観測史上1位の記録となっている。』



『7月15日(月)島根県記録的短時間大雨情報
 11時島根県で記録的短時間大雨松江市付近約100ミリ
 11時20分島根県で記録的短時間大雨安来市伯太100ミリ

 7月15日(月)岡山県記録的短時間大雨情報
 10時岡山県で記録的短時間大雨真庭市付近で約100ミリ

 中国地方で局地的に猛烈な雨が降った。
 鳥取県米子市では道路が冠水するなどの被害
 1時間降水量
 島根・伯太 100.5ミリ 11:19(観測史上1位の値を更新)
 島根・鹿島 91.0ミリ 10:56(7月の1位の値を更新)
 鳥取・江尾 87.0ミリ 10:47(観測史上1位の値を更新)
 岩手・区界 86.5ミリ 14:13 (観測史上1位の値を更新)
 岡山・上長田 73.0ミリ 09:58(観測史上1位の値を更新)
 島根・松江 69.0ミリ 10:58(7月の1位の値を更新)
 鳥取・大山 68.5ミリ 09:43(7月の1位の値を更新)
 鳥取・米子 66.5ミリ 10:06(観測史上1位の値を更新) 』



『西日本を中心に大気の状態が非常に不安定になっていて、
 中国地方では局地的に1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降っています。
 気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、それに川の増水などに警戒するよう呼びかけています。

 気象庁によりますと、暖かく湿った空気と上空の寒気の影響で、
 西日本を中心に大気の状態が非常に不安定になっていて、各地で激しい雨が降っています。
 午前11時20分までの1時間には島根県安来市で100ミリの猛烈な雨が降ったほか、
 午前11時までの1時間には、松江市鹿島で89ミリ鳥取県江府町江尾で70ミリの雨を観測しました。
 またレーダーによる解析で、岡山県真庭市付近では午前10時までの1時間におよそ100ミリの
 猛烈な雨が降ったとみられます。

 これまでの雨で岡山県と島根県、鳥取県、それに山形県では、
 土砂災害の危険性が非常に高くなっている地域があります。

 各地の被害は消防によりますと、15日午前、鳥取県三朝町と岡山県鏡野町を結ぶ
 「人形トンネル」の鳥取県側の出口付近で県道が陥没し、車1台が巻き込まれたということです。
 車には60から80代の男女3人が乗っていて、市内の病院に搬送されましたが、
 いずれも軽傷だということです。

 警察では現在、付近を通行止めにしています。
 現場一帯の峠では午前中から大雨が降っていて、午前11時半現在、鳥取県三朝町には大雨洪水警報、
 トンネルの反対側の岡山県鏡野町には土砂災害警戒情報が出されています。

 また、島根県安来市によりますと、大雨の影響で、市内の住宅1棟が床上まで水につかったという
 連絡がありました。
 また、市内の5か所の道路で冠水しているということです。

 鳥取県米子市によりますと、15日午前10時ごろ、米子市東福原の大沢川の水があふれ、
 近くの住宅街を通る道路や水田などが広い範囲で数10センチ程度水につかりました。
 また、米子市によりますと、一部の住宅で床下まで水につかる被害が出ているということです。』



『2013年7月15日の通行規制情報
 【7月15日午後10時40分現在】 鳥取県県土整備部道路企画課発表
 米子自動車道の一部区間が雨のため全面通行止めとなっていましたが、
 現在(7月15日午後10時40分現在)の通行止め区間は、蒜山IC〜江府IC間(下り)となっています。
 なお、上り線の通行止めは、解除となりました。 』



『鳥取県では、平成25 年7 月15日に中西部を中心に大雨となり、「土砂災害警戒情報」が
 発表され南部町、江府町を中心に多くの道路・河川被害や農林業施設被害等が発生した。
 8月1日には東部を中心に大雨となり、「土砂災害警戒情報」が発表されるとともに、
 住宅の浸水被害や道路・河川被害や農林業施設被害等が発生した。

 7月15日の一日降水量は、大山町大山で222.5 ミリ江府町江尾で219.5 ミリ、1時間降水量
 が江府町江尾で87ミリ、大山町大山で68.5ミリ、米子市米子で66.5ミリと、
 7月の降水量としてはこれまでの最大値が観測されるとともに、
 8月5日には大山町で、8月22日には南部町で「記録的短時間大雨情報」が発表された。』
等々とのこと。



早朝、鳥取砂丘に到着するも、
大降りだった為に暫し車内にて待機。
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一時的に雨が上がり、鳥取砂丘へ。
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しかし、馬の背(第二砂丘列)上にて雷雨に襲われ、慌てて退散。
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大降りの中、鳥取市内に再び戻り、
午前8時から営業する喫茶ベニ屋にて朝食を。
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こちらは「鳥取牛骨ラーメン」狙いで訪れた倉吉市(鳥取県)にて
大降り雷雨直前に見上げた黒い雲。
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倉吉市(鳥取県)では昼過ぎに酷い雷雨に遭うも、
米子市(鳥取県)通過の際には運良く小降りに。

こちらは大山町(鳥取県)で眺めた車窓からの景色。
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水害が心配された米子市(鳥取県)や安来市(島根県)周辺の山陰道が無事通行できて安堵。
宍道JCTから松江自動車道を南下して広島県の三次へ抜けた。