【2014年08月03日(日)】 千年屋@嘉麻市桑野(福岡県)
天ぷら盛うどん
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台風12号の影響で時折局地的な豪雨となったお盆休み前の日曜は、朝から筑豊方面へ。

国道211号線を通過する際に気になっていた東峰村の小石原から遠賀川源流の嘉麻峠を
嘉麻市側へ下ったところにぽつんと現れる、千年屋@嘉麻市桑野(福岡県)さんを訪問。

峠を下り終わった周囲には長閑な田んぼと小さな集落が広がり、
この辺鄙な立地と木々が生い茂った古民家を改装した空間も魅力的。

本日は、季節の地元野菜の揚げ立て天ぷらが豪快にどさっと盛られた
「天ぷら盛うどん」を味わった。

夜明から国道211号線を宝珠山を経由して小石原へ坂道を進んでいると、
小石原の道の駅辺りで小雨が豪雨状態に変わった。
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小石原から嘉麻峠を嘉麻市側へ下ろうとした辺りで
更に叩きつける雨量が増した。
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嘉麻峠を下りきり、集落が現われたところで道沿いに立てられた「うどん」の幟が目に留まる。
以前から通過する際に気になっていた辺鄙な立地のお店で、今日は「営業中」の札を確認。
木々が生い茂った古民家を改装して営業。
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「ぶきっちょおやじのおもてなし」と掲げられた喫茶と食事とのこと。
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こちらは飯塚からの帰りに夕方撮影した店舗周辺画像。
この先から峠の上りに入る。
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こちらは店舗向かいに広がっていた長閑な田んぼと集落。
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古民家を改装した店舗は、坂を奥へ回り込んで入る。
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茶寮 千年屋の看板。
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玄関に暖簾が掛かっていた。
この怪しさは讃岐っぽい。
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雨天の午前10時過ぎに訪れると先客無しで、
御主人おひとりが迎えてくださった。

お手製の囲炉裏席に座り、メニューを眺める。
奥の広い座敷でも食べられるようだ。
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夏メニューの「冷やしぶっかけうどん」にするか迷ったが、
確認すると天ぷら付きのぶっかけメニューはできないとのことで、
温かい「天ぷら盛うどん」をお願いした。
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注文されてから揚げられる天ぷら。
待ち時間を利用して「遠賀川源流サケの会」等の掲示物を眺めた。
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天ぷら盛うどんが配膳。
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70歳を超えたうどん好きの御主人がおひとりで提供する、
季節の地元野菜の揚げ立て熱々天ぷらが豪快にどさっと盛られた温うどん。
今日の天ぷらはサツマイモ、オクラ、丸ごとミョウガ、ナス、ピーマン、赤ピーマン、
大葉等々と盛り沢山。

麺はむんにりとした幅広な平打ち麺。
北九州のうどんに詳しい方であれば、何処の麺なのかピンとくるかも。
私は伺って驚いた。

透明感を残した昆布にカツオ出汁が補助するおつゆは、
甘さが控えられた素朴な仕上がり。

店内掲示によると
当店の食材は地産地消に拘り、地元の農家から直接仕入れています。
 少々不細工ですが、心を込めて調理しています。
 旬の自然の味をお楽しみ下さい。
」とのこと。

御主人によると、製麺室を設けて開店当初は麺を手打ちで提供していたが、
来客数が一定せず、あまりにもロスが多くて現在の麺になったそうだ。
今でも製麺室があるそうなので、いつか是非手打ち麺でも食べてみたい。

店舗の周囲には長閑な田んぼと小さな集落が広がり、
辺鄙な立地と木々が生い茂った古民家を改装した空間も魅力的。

ごちそうさまでした。
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茶寮 千年屋 福岡県嘉麻市桑野2254-1 天ぷら盛うどん600円