【2015年05月02日(土)】 みっちゃん総本店@八丁堀(広島市・中区)
特製スペシャル
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5月2日(土)の早朝から一泊二日で広島巡りへ出発。
個人的に恒例の東京巡りや香川さぬきうどん巡り等、毎年広島市を陸路で通過しており、
いつでも立ち寄れるという思いが寧ろ邪魔してしまい、今回ようやく実現。

夕食は広島お好み焼を楽しもうと「井畝満夫のお店」と掲げられた創業昭和25年の老舗、
みっちゃん総本店@八丁堀(広島市・中区)さんを訪問。

するとGWだけに観光客が集中してしまい、店頭から脇の通路へ60人くらいの行列を形成しており、
程なく更に後客が同じくらいの人数伸びてしまった。

結局並び始めて約1時間後に入店し、「特製スペシャル」を味わった。

午前中から広島市内で広島ならではのラーメン(中華そば)5杯をみっちり楽しむ。
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夕方4時から営業が始まる今や広島を代表する存在の有名老舗、
陽気 本店@江波南(広島市・中区)さんを訪問して中華そばを味わった後、
沿岸部から再び広島市の中心街に戻る。

夕方、八丁堀にあるお好み焼 みっちゃん@総本店(中区)へ向かうことに。
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周辺の有料立体駐車場に停めて、歩いて店舗へ到着すると。。
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店内満席で、店頭から通路へ60人くらいの行列を形成しており、
程なく更に後客が同じくらいの人数伸びてしまった。
GWらしい光景ですこと。
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スタッフさんから手渡されたメニュー。
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確かに待ち客は多いものの、
電子端末を持ったスタッフさんが事前に注文を取ってくださり、
店内での待ち時間をかなり減らしてある。
流石、観光客対応慣れしているお店だこと。

一時間後、ようやく店頭に到着。
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手前のカウンター席に通され、
目の前で大量に焼かれてゆく仕事を眺める。

それ程待つことなく「特製スペシャル」が配膳。
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そば肉玉子にイカ天・生イカ・生エビ・モチ入りの特製スペシャル。

カウンター席だっただけに目の前に鉄板はあったものの、
お皿で提供されたスタイルだった。
表面の麺はカリっとして、野菜はしっかり蒸し焼きされた仕上がり。

観光客が集中してしまい、待ち客がとても多いものの、
電子端末を持ったスタッフさんが事前に注文を取ってくださり、
店内での待ち時間を減らしてあり、お見事。

みっちゃんの系統図をみると、
暖簾分けを含めとにかく今や多数の店舗があるようで、
井畝井三男氏&ハトさん夫妻の二男三女の子供達により、
みっちゃん総本店(長男 井畝満夫さん)、みっちゃん新天地(次女 ます子さん)、
みっちゃんいせや(次男 雅夫さん)、みっちゃん橋本町(長女 昭枝さん)等々と派生。

手持ちの広島麺本「広島 仁義あり、麺々 発行2003年」や公式サイトの中に面白い記事あり。
昭和25年に井畝満夫氏の父親、井畝井三夫(いせ いさお)氏が「美笠屋」で開業し、
 病弱な父親に代わり、当時19歳の『みっちゃん(当時の満夫氏の愛称)』が店を営業。
 その後「みっちゃん」となり公共広場を転々、
 (広島市の条例で)屋台の立ち退きを迫られた昭和40年頃に転機が訪れ、
 駅ビルにみんなで店を出す話を先頭にたって交渉し、オープンまでに12店舗を説得。

 数年後には店舗を譲り、八丁堀に移転。

 創業当時はネギ焼のようなものを焼いており、
 当時はネギが高くて、あるときキャベツを入れてみたら美味しかった。

 更に焼きそばとお好み焼の両方を食べていたら、お客さんが来てしまい、
 鉄板が狭かったから食べていた焼きそばをお好み焼の上にのせた。
 すると腹が太るし、値段もそば代だけ足してもらえば安くつく。

 今でこそ「広島人だったらヘラで食べる」が当たり前だが、
 屋台では皿を洗う度に水を汲まなければならないし、当時割り箸は高かった。
 それで使い回しができるヘラで鉄板のお好み焼を食べてもらったら、
 割り箸も使わないで済むし、皿も汚れない。

 ソース工場に見学に行ったら、上層のサラッとしている部分はウスターソースとなって、
 下層のトロッとしている部分は下水に捨てていたことをみて、
 お好み焼ソースに合うと思って片栗粉を入れたらええんじゃないかと。
 それからお好み焼ソースが今のようになった云々
』とのこと。

ごちそうさまでした。
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みっちゃん@総本店 広島市中区八丁堀6-7 特製スペシャル1250円


店頭。
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