麺が好きィ～！ブログえぬ（Ｎ） : べあさんと桜、そして甘味

【2015年04月12日（日）】 べあさんと桜、そして甘味
フランス菓子16区＠薬院

毎年桜が咲き始める季節になるとべあさんのことを想い、佐賀市の神野公園で
九回も開催され続けてきたお花見ステージでバンド演奏する通称オトサク、
『音と桜のピクニック』に出掛ける。

長い闘病生活の中では開花する桜を愛でることが特に大きな節目となっていたようで、
「また桜が咲く季節にここに帰って来たよ、帰ってこれたよ」と笑顔。

今春の三月末は残念ながら直前判断でステージに立つことはできなかったけれど、
その数日後に連絡を取り合っていつものフランス菓子16区＠薬院の生ケーキ等を携え
ひとり病室を見舞った。

山口のびおさんと絡んだ山口県東部巡りの翌日、
午後から佐賀市内の病院で久しぶりにべあさんと会う。

いつものフランス菓子16区＠薬院さんで手土産用の生ケーキと
季節商品のブルーベリーパイを購入すべく、一旦朝から福岡市へ。

福岡市から三瀬経由で佐賀市へ向かい、佐賀市大財にある副島病院へ。
以前は佐賀県医療センター好生館＠佐賀市嘉瀬町の病室で会っていたので、
こちらでは初めて。

会ってしまえば、いつもの馬鹿話ばかりでお互い笑顔。
十数年のつき合いになるので話は尽きない。

美味しい甘味は至福の時を与えてくださり、人生を豊かにする。

四月上旬時点では一緒にこんな楽しい時間を過ごせていたものの、
六月中旬に容体が急変し、
東京のあまさんと佐賀のユウちゃんから同時に慌てた連絡が入った。

ユウちゃんは献身的にほぼ毎日べあさんを見舞っているような親友で、
あまりの変化の大きさに驚いたようだった。

腹を括って七月になってユウちゃんと一緒に
佐賀県医療センター好生館＠佐賀市嘉瀬町へお見舞い。
会話は十分できるも、この時点では抑えきれなくなった激しい痛みとの闘いになっていた。

以降は痛みを抑えた分、更に深い眠りが続くようになり、
待ち合わせて一緒に見舞っても話せないまま帰ることが増えていった。

私がべあさんとじっくり話せたのは、七月中旬が最後。

この日は夕方からひとりで見舞っていて、深い眠りだったので
前日同様今日も話せないまま帰ることになるだろうと諦めかけていたところ、
看護士さん達の御尽力で目覚め、しっかり意識がある中で手を握り40分ほど色々話せた。

べあさん、本当にありがとう。

訃報が入ったのは、8月9日(日)熊本市で朝から北九州のケパサさんと待ち合わせていた午前9時台に
ユウちゃんとあまさんから。

その後は詳しい情報を求める問い合わせの連絡が入り始めた。

私は偶々一日気心が知れたケパサさんや熊本のせいさんと一緒に過ごせたので、
精神的には恵まれていたようだ。
離れた筑波のコイタさんとケパサさんが久しぶりに電話で喋ったりと、
べあさんが喜びそうな方々が繋がってゆく。

午後から喪主の息子さんより電話があり、お通夜は明日で、
葬儀の正式な日時が分かった。

熊本から夜遅く帰宅し、どう知らせるか悩んだ結果、
再び腹を括り重複を覚悟して翌朝から個別にメールすることに。

仕事をしながら一部あたたかい返信にうるうる、
その日（お通夜）を迎えた。

昼に佐賀の重鎮、ワン子しぇんしぇいに電話して、
会場では話せないだろう馬鹿話を。

お盆直前の佐賀市のお通夜で福岡のトンマニさんとめんそ～れさんが揃っている特殊な状況に泣き、
そして笑いましたね。
絶対べあさんも笑ってるハズ。

お通夜の後、佐賀のワン子しぇんしぇい、若さん、たかまささん、ぴあのさん、よっし～さん、
福岡から駆けつけたtake4さん、かっつんさん＆てん子さん家族、トンマニさん、めんそ～れさん等々と団欒。

take4さん、かっつんさん＆てん子さん家族、トンマニさんと近場で食事をしていると、
離れた東京のあまさんよりフミオさんが今から福岡市より会場へ向かうとの連絡あり。

皆さんを見送った後、一人覚悟を決めてフミオさんの到着を待っていると
仕事を終えて駆けつけたユウちゃんが現れた。

あまさんと長電話しながら連絡から約二時間後にフミオさんと合流し、
小一時間喪主の息子さんを交えて過ごす。
その間、東京のあまさんや仙台のいーさんと電話で喋ったりと、べあさんと仲が良かった方々と繋がった。

まさかの展開でフミオさんと午後11時くらいから午前1時半まで
ファミレスでみっちり二時間半熱くトーク。
これも絶対べあさんは大笑いしてるハズ。

佐賀大和ICから高速に乗り、午前4時前になんとか無事帰宅。

最後に以前から相談に乗ってもらっていたsatoyanさん＆Tyuさん、
本当にありがとうございました。

写真を少しだけ。

2003年7月19日　麺パ＠博多にて　撮影：satoyanさん。