【2016年05月15日(日)】 らくだ山@高森町(熊本県阿蘇郡)
地鶏炭火焼定食
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2016年4月16日(土)深夜の午前1時25分に発生した熊本地震本震(M7.3) から29日。
現在も余震が連日続き、大分でも更なる強震に怯えながら過ごしているが、
各々目の前の仕事をして日常生活を取り戻しつつあり、とにかく余震の収束を待ち望んでいる。

熊本地震によって阿蘇郡南阿蘇村は、局地的に全壊、半壊家屋が多数発生し、
大規模な斜面崩壊等でも甚大な被害に遭った地域。

熊本市側と通じていた主要道路やトンネルがことごとく被災して分断され、
震災後最も孤立した地域となっていた印象。

特に住民の方々や観光客達が主に利用していた、熊本市方面の国道57号線から
国道325号線へ通じる大動脈、阿蘇大橋が崩落して通行不能。
更に西側の西原村へ通ずる県道28号線の俵山トンネル周辺も被災して通行止め。
阿蘇大橋を迂回できる阿蘇ファームランド側に抜ける小道沿いの手前の集落は
道沿いに全壊、半壊家屋が多数出ており、甚大な被害に遭っていた。

本日の時点では、阿蘇市一の宮町から根子岳の麓を東側からぐるりと迂回して
高森町経由で向かう国道265号線は通行可能で、
更に西原村から山道のグリーンロード南阿蘇を回り込んで南阿蘇村へ通れるようだった。

そんな孤立した厳しい状態にあるも、日常を取り戻そうと踏ん張って営業していた
南阿蘇村周辺にあるお店を5月15日(日)、5月22日(日)、6月11日(土)に応援訪問。

先ずは阿蘇郡高森町にある炭火焼き地鶏の人気店、
らくだ山@高森町(熊本県阿蘇郡)さんを訪問した。

こちらはお昼に南阿蘇村から眺めた長閑な風景。
この日はまだ田んぼに水が張られていなかった。
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南阿蘇村は局地的に全壊、半壊家屋が多数発生し、
大規模な斜面崩壊等でも甚大な被害に遭った地域。


アスファルトに大きな亀裂が発生し、家屋が倒壊。
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大規模な斜面崩壊。
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熊本県阿蘇市一の宮町から国道57号線を東へ進み、
国道265号線へ右折して阿蘇を回り込む形で阿蘇郡高森町へ向かう。
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以前の大雨によるものだろう、山肌が剥がれていた。
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雲に覆われた根子岳を迂回する形で坂道を進む。
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山道を抜け、阿蘇郡高森町の集落に到着。
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前方にらくだ山が現れた。
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残念ながら阿蘇の山々は雲に覆われていた。
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奇山、らくだ山の麓で営業している炭焼地鶏の店、
らくだ山@高森町高森(熊本県阿蘇郡)さんを訪問。
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暫く坂を登ると視界が開けた。
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古民家風の広い店舗外観。
店頭には「唯今合戦中」の木製立看板が。
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週末の食事時の訪問なので、通常であれば一時間待ちくらいなのだろうが、
震災後だからか余裕あり。

スタッフさんに囲炉裏へ通され、
「地鶏炭火焼定食 1780円」をお願いした。
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先ずは大皿に地鶏肉と野菜が配膳。
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醤油ダレ漬けされた地鶏肉。
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あわご飯、地鶏たまご、漬物、味噌汁も加わった。
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あわご飯、地鶏たまご、漬物、味噌汁。
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セルフで地鶏肉を焼き始める。
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モクモクと煙と灰が舞うワイルドな店内環境。
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焼き上がった醤油ダレ漬けされた地鶏肉。
地鶏の肉質はかなり硬いので、添えられていたハサミでぎちぶち細かく切って食べ進む。

量もさることながら、ぎっちぐち噛みしめて味わう食べ応えあるもの。
醤油ダレが明快に利いたあまじょっぱい味濃い仕上がりで、あわご飯と合う。
冷たい生ビールを飲みながら食べるとより楽しめると思われる。

中盤からは、地鶏たまごかけご飯にして楽しんだ。

焼くのに結構時間が掛かり、更に食べるのもなかなか大変なので、
お客の回転は良くはなさそうだ。

ゆったりと食事と空間を楽しんだ。

日常を取り戻しつつある熊本。
ごちそうさまでした。
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らくだ山 熊本県阿蘇市高森町高森2693-4 地鶏炭火焼定食 1780円