【2016年05月21日(土)】 未申櫓(ひつじさるやぐら) 熊本城
熊本地震発災後35日
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2016年4月16日(土)深夜の午前1時25分に発生した熊本地震本震(M7.3) から35日。
現在も強めの余震が連日続き、大分でも更なる強震に怯えながら過ごしているが、
各々目の前の仕事をして日常生活を取り戻しつつあり、とにかく余震の収束を待ち望んでいる。

前震、本震、度重なる余震で甚大な被害に遭った、熊本の象徴的な存在である熊本城を再訪。

二の丸へ向かう途中、西出丸の未申(南西)の方向に位置する、
未申櫓(ひつじさるやぐら)は後方の石垣が大きく崩れていた。

本震(M7.3) から35日後の2016年05月21日、再び甚大な被害に遭った熊本城へ。

櫨方門(はぜかたもん)前の馬具櫓は、石垣が倒壊し、
飯田丸のように角石で踏ん張っていた。
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櫨方門(はぜかたもん)から眺めた、飯田丸五階櫓。
手前に立入禁止フェンスが設けられており、茂った木々に隠れて全体像が見えにくい。
石垣は土砂と共に無残に崩落していた。
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左端へ移動すると、飯田丸五階櫓がなんとか姿を現した。
後方に大天守も確認。
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木々の隙間から角石で踏ん張っていた姿を確認。
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櫨方門前に設けられていた地図。
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観光商業施設、桜の馬場 城彩苑から眺めた飯田丸五階櫓。
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観光商業施設、桜の馬場 城彩苑から階段を上がって少し進むと、
あちらこちらで石垣が崩落している。
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木々の間から大天守が覗いていた。
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未申櫓(ひつじさるやぐら)が現れた。
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一見大丈夫そう。
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しかし、後方の石垣が崩れ落ちていた。
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やはり後方の石垣、奉行丸塀方面が大きく崩れていたようだ。
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二の丸に歩いて移動し、
眺めた大天守と小天守、そして左手前に宇土櫓(うとやぐら)。
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大天守と小天守、そして手前に宇土櫓(うとやぐら)。
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大天守と宇土櫓(うとやぐら)。
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こちらは2016年06月12日、一般解放されていた熊本市役所14階から俯瞰した熊本城。
左端に飯田丸五階櫓、そしてその後方に未申櫓。
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飯田丸五階櫓、その後方に未申櫓。
石垣が大きく崩れるも、角石で踏ん張っていた。
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未申櫓。
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未申櫓。
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公式サイトによる未申櫓の紹介によると、
木造二重三階の隅櫓で、建築面積:約119平方メートル。
 建築費:約3億円で平成15年8月に復元。
 西出丸の未申(南西)の方向に位置する。

とのこと。
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平成15年8月復元 西出丸の未申櫓。
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こちらは2016年06月11日、震災被害から復活したばかりの加藤神社に参拝し、
境内前から眺めた宇土櫓(うとやぐら)、奥に大天守と小天守。
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境内から眺めた大天守と小天守。
現時点では加藤神社の境内が最も近くでみられる印象。

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大天守。
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2016年05月21日、陽射しが戻った未申櫓。
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崩れ落ちた石垣と建築物。
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今後復旧の道のりは険しく、長期となるでしょうが、
美しい熊本の象徴が復活してゆく過程を見守っております。
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